お世話 4 ページ21
「ねぇA、なら俺の頼み聞いてよ。
素直にAの気持ちを言ってほしい。俺は、Aのことが好きだ。こんな俺だけど、付き合ってください。」
数年前、自分はらだおさんの元で生活をすることにした。
私が家事を担当すること、やりたい事があるならしっかりそれを言う事、それ以外にも何かあったらすぐに言う事等々の約束をし、生活をした。
高校は転校し、辛いこともあったが、その中にも楽しさを感じた。勉強も頑張りながら、カニメイトや魔法少女カフェでバイトしながら人々の優しさに触れた。
にかりさんや、力二さんは勿論、ももみさんやおさよつのお2人、無馬さんやぺいんさん、白市民だけじゃなく、ヴァンダーマーさんやハンさん、小峯さんやハンクさん堕夜だよさん等の方々、皆さんが優しくしてくれた。
皆さんから見て私が子供だったこともあるとは思うが、皆さんは元々色んな人に優しかったのだと思う。
そんな街で、やりたい事が出来た。
それは救急隊だ。
自分は学生でまだまだなんにも出来なかった子供だったけど、少しでもらだおさんに恩返しをしたい。
らだおさんを助けてあげたい。
そんな思いで救急隊を目指した。
医療を勉強しながらも街の人と仲を深め、日々を過ごした。
そうして時は過ぎていき、私は晴れて救急隊となった。
救急隊となってからも、勉強し続け、時にはぎん先輩からヘリの練習をさせてもらったり、実際にユニオンやカジノでの現場蘇生をやっていったりと、日々の努力を積み重ねていった。
救急隊になってしばらくして、自分はこのまま迷惑をかけ続ける訳にも行かないと思い、家を出ることを伝えた。
これ以上らだおさんの親切心で勘違いなんてしたくないのもあった。
この数年間過ごす中で私はきっと、らだおさんを好きになってしまったのだろう。
らだおさんにも想う相手が居るんだと思うのに、自分のこんなことで邪魔したくはないから…
でも、らだおさんは言った。
私の事が、好きだ、と。
そして、その気持ちに素直に応えてほしい。
この人は狡い。
でもここまで言われてしまったなら、素直に応える。
それが頼みだと言うのなら。
『らだおさん。
私、これ以上らだおさんのこと、好きになって迷惑をかけたくないから出ていこうとしてたんですよ。
なのに……
らだおさん、好きです。なので、その告白お受けします。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 504人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ruru(プロフ) - kinありがとうございます。最高過ぎです！ (2024年6月9日 20時) (
レス) @page50 id: 4ccba49aa8 (このIDを非表示/違反報告)
ruru(プロフ) - いつも更新を楽しみに待って読んでいます。リクエストです。kin/o-とのドロドロの物語を読みたいです！桃要素が有ると個人的に嬉しいです！これからも更新頑張ってください！楽しみに待ってます (2024年6月6日 23時) (レス) id: 4ccba49aa8 (このIDを非表示/違反報告)
Kyo_(プロフ) - 有難いご意見ありがとうございます🙏現在作成中のお話が終わり次第、修正してセリフ分けしたものを出させていただきます！改めまして貴重なご意見ありがとうございます！ (2024年5月19日 18時) (レス) id: 7c086b181e (このIDを非表示/違反報告)
ブルーベリー - すみません！書き忘れてましたすみません！すみません！最愛の【van】の事ですすみません！↓。 (2024年5月14日 10時) (レス) @page23 id: ce62ef4172 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーベリー - すごく好きです！、ですが…少しだけモヤモヤするのです、それは誰がどのセリフをおっしゃっているのかが分かりにくい事です名前「セリフ」といった形式で表示していただければ分かりやすいかと語りかと思って読んでいたらセリフだったて事が多かったのですみません (2024年5月14日 10時) (レス) @page28 id: ce62ef4172 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Kyo_ | 作成日時：2024年5月1日 20時
