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「触れても....いいですか？」
「え、」
「...あ、ごめんなさい。
変な事はしないです。
ただ、触れたいなって、」
チョンくんの瞳は真剣だ。
チョンくんが言う通り
変な事はしないと思う。
「....変な事、しないなら」
なのにこんな事言う私は
自意識過剰なんじゃないかって思う。
「....ありがとうございます。笑」
「、」
さっきまでの勢いは
どこ行っちゃったんだろうってくらい
チョンくんの笑顔は穏やかで。
....返事、
ていうか
答え、出さなくてもいいのかな....。
「....失礼します」
チョンくんは私の側に回って来ると
一言そう言ってから
....私の手をそっと取った。
「ずっと....触れたかったんです。
どこでもいいから....って、
言い方変ですけど。笑」
「チョンくん....」
「....最初は、
優しい “ お姉さん ” だなって
思ってただけだったんですけど、」
ちょっとだけ、
指先に力がこもった。
....気がするだけかも知れないけど。
「慣れない僕をいつも気に掛けてくれて、
困った時は必ず助けてくれて、」
「そんな、」
新人さんだもの。
それくらいの事は当然じゃないの....？
「....いつの間にか
目で追うようになって、」
「、」
今度こそ、気のせいじゃない。
チョンくんは私の手をぎゅっと握った。
「....いつの間にか、好きになってました」
「チョンくん...」
冗談だとか思ってる訳じゃない。
ただ、
私がそういう対象に見てなかったから
....だから、
信じられないだけなんだと思う。
チョンくんが
....私の事好きだなんて。
「.....Aさん、」
「...はい、」
「ヒョンは....
Aさんのなんなんですか？」
「え、」
「Aさんは、
ヒョンのなんなんですか....？」
「それは、」
どうしよう。
なんて答えたらいいんだろう....。
「....僕は、Aさんが欲しいです」
「、」
「僕だけのAさんになって欲しいです」
「チョンくん、」
チョンくんは手のひらに力をこめる以外
微動だにしないけど
真っ直ぐで綺麗な黒い瞳に見つめられて
私はどうする事も出来ないでいる。
....だって、なんて言えばいい？
こんなに真剣に想いを伝えてくれてるのに。
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ワカ(プロフ) - 続きは書かれないですか？ 凄く展開がスキです！ 更新待ってます (2021年7月20日 23時) (
レス) id: a0ff0eec18 (このIDを非表示/違反報告)
ハロ(プロフ) - 主人公が鈍感すぎてめちゃおもしろいですね。私どうしたらいの…？みたいな展開ばかりで笑っちゃいました。 (2020年11月7日 17時) (レス) id: 04eaede967 (このIDを非表示/違反報告)
ka(プロフ) - すごく好きなお話です！更新待ってます！ (2020年5月16日 23時) (レス) id: 0e0413ff6e (このIDを非表示/違反報告)
ymomo822(プロフ) - お話すごく面白いです！更新気長に待ってます！ (2020年4月1日 13時) (レス) id: ef7a0ce5df (このIDを非表示/違反報告)
yka.(プロフ) - お話面白すぎます…！大好きです！待ってます…！ (2019年12月16日 21時) (レス) id: 537e4a64df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんみん
| 作成日時：2018年10月18日 19時
