ありえない恋の話。

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あのあとソクジンからメッセージが来て




” みんなと一緒だったら会ってくれる？ “




” 嫌だったら俺は行かないから
みんなとは会ってね？ “




って。




....だけど返事も出来てない。




だって




ソクジンが私の事好きだったなんて。




もしかして、とは思ったけど




実際本人の口から聞いちゃうと
戸惑いの方が大きくて、




....ずっと、って




いつからなんだろ。




みんなと一緒に会ってても




私を見てた、って事....？




そしたらやっぱり




最近みんないなくなっちゃうのは
そういう事だったの....？




「ああ....もう、」




....告白されるだけならまだしも




ヤッちゃったからいけないんだ。




なんで私は受け入れちゃった....？




なんで思いっきり拒否しなかった....？




告白だけなら




もう少しまともに向き合えたのに。




....たぶん、だけど。




....相手がソクジンっていうだけで
断わってたかも知れないけど。




「どうしようかな....」




さすがにこのままじゃ悪いから
返事はするけど、




なんて返せばいいのか全然わかんない。




その前に




私はソクジンが好きなのかどうかも
わかんないし。




....酔った勢いって恐ろしい。




言っちゃうしヤッちゃうし。




しばらくお酒は控えよう。




もうこんな失敗はしたくない。




” 少し時間が欲しい “




....これでいいかな。




わかってくれるかな....？




だって、どうしたらいいのか
わかんないだけで




これっきりにしようとは思ってないから。




仲が良かった友達を
こんな事で失くしたくはない。




ただ、考える時間が欲しいだけ。




頭の中を整理したいだけなのよ。




「....送信しちゃえ」




グダグダしたってしょうがない。




思い切って送信ボタンをタップした。




....次会う時には普通にしてられるかな。




ううん。普通にしなきゃ。




忘れて、ってソクジンも言ってたし




....ヤッちゃった事は忘れよう。




だけど




どういう答えを出すにしても
ソクジンの事はちゃんと考えないと。




ﾌﾞｰｯ...ﾌﾞｰｯ...




「、」





” 考えてくれるの？ “





...私からの返事待ってたのかな。






” うん “







今度はそう打ち込んで








すぐに送信ボタンをタップした。





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