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「ねえ、Aちゃん....?」
「....はい、」
「なんでAちゃんが
敬語になっちゃうの? 笑」
「....なんででしょう、」
でもそれはきっと
“ ちゃん ” とかガラじゃないし
何より呼ばれ慣れてないから。
私は昔からなぜか、
“ イムさん ”、の次が “ A ” 、
って呼び捨てで
A “ さん ” はあれど
A “ ちゃん ” はない。
遠い遥か昔を除いては。
「えーっと、なに....?」
「あ、うんとね?
出勤は別々の方がいいのかなって、」
「....ああ、」
考えてなかった。
「....別に一緒でもいいと思うけど、
会長に会う前に耳に入っちゃうのも
どうかとは思う」
「...んー、」
許してもらえるのが確実ならいいけど
まだわからないのに
どこかから耳に入って
けしからん!なんて、
テヒョンの立場を悪くしたくないもんね....。
「....俺は別にいいと思うけど、」
「会長に会ってからにしない....?」
「....Aちゃんがそう言うなら。笑」
「、」
....くすぐったい。
っていうかムズ痒い。
「じゃあ俺、電車一本ズラすね。 笑」
「うん....ありがと。ごめんね?」
「なんでAちゃんが謝るの....?」
「だって、」
「元はと言えば俺のせいなんだから、
Aちゃんは謝らないで....? 笑」
「テヒョン...」
私がいいよって言ってから
なんの躊躇いもなくタメ口で話すテヒョンは
なんだか頼もしいっていうか
すっかり “ 彼氏 ” が板に付いてる感じ。
「....ありがと。笑」
「ううん。ほんの数日なんだし。笑」
「....そうだね。笑」
許してもらえれば、の話だけど。
「よし、寝よう!」
「え」
「一緒に寝ていいんでしょ? 笑」
「....うん、まあ、」
って、ん....?
一緒に寝たら危険なんじゃ....?
「ちょっと待って、お布団敷いてあげるから、」
「Aちゃんと一緒がいい。笑」
「、」
....可愛い。
可愛すぎる....。
ずるいよなぁ....ホント。
「もう、寝るだけだからね....?」
「うん。わかってるよ? 笑」
....ホントかな。
だけど信じるしかない。
だってもうそろそろ限界が近いから。
....眠い。
「じゃあ....寝ようか?」
「うん。笑」
嬉しそうな顔しちゃって....。
ホント....私ってテヒョンに甘い。
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めい(プロフ) - 話が上手く、引き込まれるし読んでいて楽しくなって続きがみたくなりました。この話を、読んでいる間が最近の癒しでした。ほんとにいい作品でした! (2018年11月8日 19時) (レス) id: 0ec709b5aa (このIDを非表示/違反報告)
ゆうマリ(プロフ) - みんゆんぎが好きすぎてつらいです…。最高な小説ありがとうございます…!!みんゆんぎのほんとに好きだったに泣かされました(´;ω;`) (2018年11月3日 0時) (レス) id: 188cd0aa9c (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - 大友佳奈さん» うわぁぁ...!佳奈さん、ありがとうございます!そう言って頂けて非常に感激しております!その後...もちろん書きたいんですけれど、順番待ちが激しくて(笑)← 気長にお待ち頂ければと思います!読んでくださってありがとうございました!(*^^*)♪ (2017年11月12日 15時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
大友佳奈(プロフ) - 今まで見た作品で1番面白くて何回も読み返してます(笑)出来ればその後とか見て見たいです! (2017年11月12日 12時) (レス) id: a2eb4ec74e (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - ジョンファさん» ジョンファさん、おかえりなさい!笑 いやもうすみません...!(>ω<)落ち着いたようで実はそうでもなくて...笑 でもそう言ってもらえると気力が湧いて来ます!早く新作出せるように頑張りますね!ふふふ...ありがとうございます♪ (2017年10月28日 13時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんみん | 作成日時:2017年8月19日 22時