31 ページ31
.
じょんぐくんは
私が手を振り返すと
これまた嬉しそうに笑って行っちゃったけど
「グクに手なんか振っちゃだめ！」
「へ」
振ってた手を、テヒョンに掴まれた。
「......や、だって手ぇ振ってくれてたし、」
「でもだめ！」
「......じょんぐくんにはおはよう言ってないから
その代わりだよ？」
......思い付いたから言ってみた。
「......あ、そっか」
......テヒョンが単純でよかった。
「ていうか離してよ」
「やだ。笑」
「は」
ちょっと朝から勘弁してよもう
付き合ってられない......。
「......テテ、そういうのなし」
「ジミンくん......」
「はぁい......」
いつの間にかそこにいたジミンくんに
注意されたテヒョンは
あっさりすんなり、私の手を離してくれた。
「ジミンくん、ありがと。笑」
「こういうのはフェアじゃないとね？笑」
そう言うと、
ジミンくんはまた席に戻って行った。
ていうかジミンくんも男の子だな......。
静かに、なんだけど結構グイグイ来てるよ......。
「ははぁーん......」
「......スンア？」
今まで黙ってたスンアが
何かに納得したような声をあげた。
「そういう事、ね......？笑」
「え」
どういう事......？
「ま、いつでも相談乗るから、
頑張んなさい？笑」
「ちょ......スンア？」
え......今ので全部わかっちゃったの.....？
スンアってば、どんだけ勘がいいの......？
「ね、A。笑」
「......なに？」
やけににこにこしてるテヒョンが怖い......。
「ジミンもスンアちゃんもいなくなったから、」
「、」
机の上に置いた手を
ぎゅっと握って来たテヒョン。
「......さっき、ジミンくんに怒られた
ばっかりなのに......」
「見つからなければいいんでしょ？笑」
にかっと笑うと、その手を下に下ろす。
「A、離して、って言わないの？笑」
「.....言われたいの？」
「やだ。笑」
「......だってもう、疲れちゃった......」
「じゃああとで肩揉んであげる♪」
そういう問題じゃないんだけど
まあいっか、なんて思っちゃう私は
......相当疲れてるんだと思う。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3090人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みんみん(プロフ) - ???さん» ???さん、ご意見ありがとうございます！前にも同じご意見頂いた事あるんですが、名前付けないのがポリシーなのでお許し下さい...！喋り方等でわかるように書いてるつもりですが、私の力不足ですね...精進します！今後ともよろしくお願いいたします(*^^*) (2017年4月5日 12時) (
レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 喋る人の名前書いて頂けたら有難いです！ (2017年4月5日 12時) (レス) id: 42f637b12a (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - Rさん» Rさん、ご指摘ありがとうございます！全然気が付いてませんでした(*_*;たまにやってしまうんですよね...以後気を付けます！ (2017年2月5日 6時) (レス) id: 98e1ff1df0 (このIDを非表示/違反報告)
R - 30話がないのですが(>_<) (2017年2月5日 2時) (レス) id: a34d4dbdca (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - リアさん» リアさん、コメントありがとうございます！3人がそれぞれ攻めて来るので、それぞれにドキドキして頂けると嬉しいです♪ (2017年1月28日 20時) (レス) id: 98e1ff1df0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みんみん
| 作成日時：2016年12月6日 22時
