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こういう日に限って
ユンギさんも私も残業で。
......二人一緒だからいいんだけど。
「おい......終わる？」
「あ、はい......もう少しで終わります」
人もまばらなオフィス。
私達がそんな会話をしてる間にも
一人、二人と帰って行く。
「ん、じゃあ後でな？」
「はい......」
早く終わらせよう。
早く終わらせて、ユンギさんと.......
ユンギさんと、なに......？
やだもう、私のバカ。
prrrprrr......
静かなオフィスに響く内線の呼出音。
......絶対、ユンギさんだ。
「......はい、キムです」
ユンギさんの方も見ずに応答する。
『......なに赤くなってんだって』
「......っ、私用はよくないと思います」
『定時過ぎてるからいいんだよ』
「なんですか、それ......」
ユンギさんの方にチラッと視線を送ると
ユンギさんは肩と顎に受話器を挟んで
キーボードを叩いてる。
......カッコいいとか思っちゃった。
『......好きだよ？笑』
「ユンギさんっ！？」
はっ......いけない。
ていうか職場で有り得ないんですけど。
『くくっ......早く終わらせろよ？笑』
そう言って切れた内線。
もう......やだ。ユンギさんの意地悪。
......仕事仕事！
.
「ユンギさん......もう仕事中にはやめて下さい」
「ん？何が？」
なんとか仕事を片付けて
人がいないから一緒にオフィスを出た。
「何が、って......」
ホント、意地悪。
「......いいです、もう」
ユンギさんは私をチラッと見ると
ふっと鼻で笑って
「......可愛いな」
って、私の頭を撫でる。
「ユンギさんっ、ここ会社......！」
「細けぇ事言うなって。笑」
ユンギさんは私の手を取ると
ちょうど来たエレベーターに乗り込んだ。
.
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ナイトウルフ - にやにやしっぱなしでした...私の心臓も持たなかったです笑 素敵なお話をありがとうございます！ (7月31日 14時) (
レス) @page50 id: 9130adbc3c (このIDを非表示/違反報告)
lights* - とにかく面白かったです！登場人物皆いい人で、ほっこりとドキドキの繰り返しでした。私はユンギさんの推しなので幸せだし、主人公もピュアで純粋で可愛いなと思いました。笑 この小説に会えて幸せでした！ (2021年1月23日 15時) (レス) id: 7e9621457d (このIDを非表示/違反報告)
sin9293a(プロフ) - この作品何回も見てるくらい大好きです！ユンギ主人公ちゃんのことが大好きでたまらない感じがほんとに可愛くて(*^^*)主人公ちゃんのピュアなところも可愛いくて(*^^*)終始きゅんきゅんでした！ (2020年5月17日 2時) (レス) id: 61c91a405d (このIDを非表示/違反報告)
くみ - やばかった。砂糖のゆんぎ最高 (2019年12月3日 19時) (レス) id: 705676fa2c (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - ユンギ…カッコよすぎる。この作品めっちゃ好き！！！ (2019年10月1日 21時) (レス) id: 750796c939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんみん
| 作成日時：2016年5月10日 12時
