好きだって言っただろ？ 2

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「あー......おい」


「......また邪魔しやがって」


「邪魔する前にしてただろ」




........ナムジュンさんに、見られてた。




恥ずかしい。




「Aちゃんも大変だね〜？
コイツところ構わずキスするから。笑」


「え」


「誤解を招くような言い方すんな」


「ホントの事だろ？笑」




ナムジュンさんてば、楽しそうだ。




「あ、そういえば」


「今度はなに？」


「違う、ナムジュンさん」


「......あっそ」


「え......俺？」




ついでだから聞いちゃおう。




「さっき、ユンギさんは手が早い、って」


「......ああ、」


「おい」


「わりと、なんだけどね？
コイツ気に入った子にはすぐキスするから」




......そうなんだ。




「おい、だから誤解を招くような
言い方すんなっつってんだろ」


「だからホントの事だろ？って。笑」


「違ぇよ。気に入ったヤツじゃなくて
好きなヤツ、だ」




そういえば私も......告白された日にキスされた。




「またお前はなに赤くなってんだよ。笑」


「え」


「ホント、可愛いねえ。笑」


「お前は言わなくていい」


「はいはい、すみませんでした。笑」




......すぐ赤くなるの、治さないと。




......ユンギさんといる限り無理っぽいけど。




「別に........軽い訳じゃねぇから」


「......うん」


「......今はお前だけ」


「........うん」


「だから赤くなんなって。笑」


「だって......」


「俺が我慢出来なくなる」


「え」


「ふっ........ホント、可愛い。笑」




そう言ってユンギさんは頬を撫でる。




「あー......おい」


「んだよ、邪魔すんな」


「もう他所でやってくれよ......俺見てらんねえ」


「じゃあ見るな」


「目の前でやられたら嫌でも視界に入んだよ！」


「へぇへぇ悪うございました」






二人の世界に......入れない。




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