天女なのに歓迎されてる件について。【忍たま】

プロローグ ページ1

ある世界では、未来から来たという少女が空から降ってくるという摩訶不思議なことが起こった。
普通の人間だったが、空から降ってきたので彼らは少女を「天女」と呼んだ。

そんな少女は性悪で下級生を陥れ、上級生を虜に……なんてことはなく、とても心優しい少女だった。
最初こそ怪しんだものの、下級生にも優しく上級生に対し媚を売るなんて行為はしなかった。
それどころか、学園に対しプラスになることばかりをしていた。
屋根裏からこっそり監 視をしてみても、何も悪いことはしていなかった。そんな彼女を彼らは信用した。

が、ある日突然。そんな少女は忽然と消えた。
彼らは悲しんだ。彼女の行方は誰も分かっていない。
殺されたわけでも無さそうだ。しかし、荷物がなくなっていたため、彼女が自分の意思で帰ったことは明らかに分かったが、未来人がこんな戦場の場である上に帰る場所のないはずの外の世界に出ないだろうと考え、真相は闇の中だった。


それから結構経ったある日、空から優しい光が差し、誰かが降ってきた。

『うわあ゛〜〜〜〜〜！！！！空！！！落下してあああ〜！？！！』

…そんな二度目に降ってきた少女が、このお話の主人公である。


「天女なのに歓迎されている件について」

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