【QuizKnock】if story…

☆ ページ18

【無理し過ぎ注意！】






渡辺side




用事を終えてオフィスに行けば、伊沢さんに｢A倒れたから看病任せていい？｣っと言われた





驚いて目を見開いている僕に、｢朝ぶっ倒れたんだよ…ほんとによぉ…｣と追い討ちを掛けてくる伊沢さん







……倒れるほど熱あるのにまたあの人は無茶をして…






なんてグルグルとAさんに小言を言ってやろうと考えながら仮眠室のドアを引く







A｢わっ……こうちゃん？｣





｢っ〜すみませんでしたっ！！｣






顔を上げた瞬間、Aさんの白い肌が目に入って慌ててドアノブを押し戻す






鮮明に思い出せてしまうさっきの映像を首を振って追い払う






｢ノック…忘れてた…｣






ドアの前で反省をしていれば控えめに背中を押され、慌ててそこを退く






ひょっこりとマスクをしたAさんが顔を覗かせて、俺の顔を見て目を細めた







A｢ふふ笑 びっくりした…お見苦しいものを見せました…｣






ペコリとお辞儀をするAさんに俺は手をバタバタさせる






｢いや！むしろ綺麗…でした…って…俺は何を言ってるんだろう…｣





A｢あはは笑 私もこうちゃんになら見られても平気だから気にしないで？｣






………なんでこの人はこんな無意識に煽ってくるんだろう






｢…熱大丈夫…じゃないですよね。ベット、戻りましょう？｣





手を差し伸べれば、そこに置かれるいつもより熱を帯びた柔らかい手






A｢うつらないようにこうちゃんもマスクね｣





｢…はーい｣







……俺は別にAさんのならうつってもいいんですけどね







なんて言ったら怒られるから黙ってAさんの手を引く






A｢……こうちゃん、ダメだよ｣





｢…俺の心読むのやめてくださいよ笑｣





A｢分かりやすいのが悪い〜笑｣








熱が出てもAさんが俺の心を見透かすのは健在でした







＊こうちゃんが手をバタバタさせる…っていうだけで映像浮かんできますね。きっとみなさんもそうでしょう。よし＊

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