検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:18,942 hit

1人のヒトとして ページ31




『アスモ…デウス…さん……?』


思いがけなかった人物に思わず本人の名前を呼ぶ。


アスモデウス「何をしていると聞いている」


「い、いや、俺らはただコイツと遊ぼうかと…な?」



僕の腕を掴む悪魔はそう言った。



アスモデウス「ほう、では私とも遊んでもらうとするか」



そう言い、手から炎を出した。




目の前の悪魔は僕の腕を解放すると、悲鳴を上げながら逃げていった。



アスモデウス「二度とウァラクとジャンヌに手を出すな」



「お、覚えてろよ!!」



まぁ、なんとお決まりのセリフを残して。



ちなみに、アスモデウスさんは何発か火球を放っていた。











アスモデウス「大丈夫か」



『ありがとうございます……





どうして、助けてくださったんですか?』




前世の母は僕がどうなろうと、決して手を差し伸べなかった。



それは、相手の親のご機嫌を取るため。




自分の娘がどうなろうと…結局は表向きの顔が良かったら良い。



いじ められようが、なんだろうが、相手の機嫌を損ねてはいけない。




だから、誰かに助けてもらうというのは僕にとっては当たり前ではなかった。




アスモデウス「何故、、か…十中八九、入間様からウァラクにちょっかいを出していた奴らに二度と手を出さないよう言質を取るよう命じられたからだ」




『や、やっぱ根源は入間くんか…キミらしい…』




でも





『それが僕を助ける訳にはならないのでは?』





---「お母様…なんで…なんで助けてくれないのですか?」



---「アンタを助けると私まで悪く思われるじゃない」



---「で、でも!悪いのはあの人たちで…」



---「ゴミ以外の人間でもないアンタが悪いに決まってるでしょ?嫌ならあの子たちの上に立ちなさい。ホント…なんでうちの子はこんなに悪い子なのかしら」




『……』



今度こそいい子になるから。



なのに、また問題を起こした。



そんな悪い子に、救いの手は伸びないのだ。




そう思ってたのに












アスモデウス「困っている悪魔(ヒト)を助けるのは当然のことだ」




……!!





なんでこの悪魔(ヒト)は1人の悪魔(ヒト)として見てくれるの…?





今 ここで→←……



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
62人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

宵空(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます✨️ (2023年2月7日 17時) (レス) id: d726092617 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 宵空さん» わかりました。更新は自分のペースでいいですよ (2023年2月7日 17時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
宵空(プロフ) - ユノンさん» 今のところはアスモデウス君の予定で書いてます✨️ (2023年2月7日 17時) (レス) id: d726092617 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 宵空さん» オチはありますか? (2023年2月7日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
宵空(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます✨励みになります(*ˊᵕˋ*) (2023年2月7日 2時) (レス) @page13 id: d726092617 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:宵闇 | 作成日時:2023年2月3日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。