２７６羽 ページ29
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「お前……いや、やっぱマネージャーも。お前ら俺を見たことあんのか？」
2人を見下ろしながら腕を組んで言う星海。Aも影山もきょとんとしていたが、影山が「ここにきてから見てます。」となんとも馬鹿丸出しの回答をしたためAが思わず少し吹き出す。
「そうじゃねえよ。今までに俺の試合を見たことあんのかっつってんの。」
言葉を改めた星海。けれど以前ときょとんとした様子でAと影山は一瞬目を見合わせてからすぐ星海を見据えなおすと、同時に告げた。
「ないです。」
「ないですね。」
2人の言葉を受けて、すぐさま星海が飛びつくように言う。
「じゃあもっとびびれよ驚けよ！初見からずっと「へぇー」みたいな顔しやがって！」
急にずいっとつめより声を大きくした星海にAと影山はもちろん、近くに居た千鹿谷までもが驚いてみせる。まあ半分呆れを含んだ驚きではあるが。
「大抵のヤツはこの身長の俺をなめた後俺のプレーを見てビビる！そこまでが一連の流れなんだよ！！」
Aの脳が即座に「面倒くさい人」と星海の処理を行った。それが鮮明に伝わってきて苦笑いが浮かぶ。
「ビビッてます。」
その間に影山がそんな言葉を発した。星海が若干驚いた様子を見せるが、そんな彼の期待や想像を裏切る言葉を影山は次に口にする。
「けど参考になります。」
「ああ！？」
挑戦的な笑みの影山にワケが分からないとでもいいたげな表情になった星海。その勢いのまま星海はAをばっと見た。
「じゃあお前……は……。」
徐々に声の小さくなる星海。声が小さくなるに伴って顔が赤くなっている。Aはきょとんとして首を傾げてみせると、星海は「あ……お……、」と押し黙っている。清水を目の前にした日向や田中、西谷のような反応だ。
「(コイツ……今はじめて間近で顔見るけど……想像以上にか、か、かわっ……！)」
ぷしゅーと頭から煙を出す星海。そんな彼を、Aは飽きれを含んだ半笑いで見た。
「いやー、キモ据わってるねー。」
そこに宮がやってきて、口を開く。彼は変わらずにこにこと笑顔をキープしたままに続けた。
「ちなみに飛雄くんは中々トゲトゲしい印象やったけど……――プレーは大分おりこうさんよな。」
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さりあ(プロフ) - 古森くんと佐久早くんの番外編のお話がちょっと見当たらないのですが番外編part2にありますか？？お話がすごい気になります！！ (2021年7月31日 1時) (
レス) id: bfe73c86d0 (このIDを非表示/違反報告)
柿の種梅しそ味(プロフ) - すみません。なんか…話数違いません？なんか重なってる… (2019年12月23日 16時) (レス) id: c64161dde0 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - ざらめ煎餅さん» とーっても嬉しいお言葉ありがとうございます！面白いだなんて畏れ多い…！凄く励みになります…！御期待、応援に添えるよう精一杯頑張らせていただきますので、どうぞこれからもご愛読いただければ幸いです(*´ω｀) (2017年4月2日 20時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - tenipuri3rdさん» やっと続きを更新できます･･･！お待ちいただいてありがとうございました！楽しみにしていただけているようでなによりです(*´ω｀) 恋愛のほうは正直行き当たりばったりですのでなにもかもが未定ですｗそれでもこれからも楽しみにしていただければ幸いです！ (2017年4月2日 20時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
ざらめ煎餅 - すっごく面白いです。更新頑張って下さい(｀_´)ゞ (2017年3月31日 1時) (レス) id: 233c1dd62c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年12月23日 21時
