98 久しぶり ページ7
翌日
A｢あ〜、結構良くなったかも」
只今日向ぼっこ中。
……といってもまだ寒い季節なんだが、ずっと布団の中にいた私にとっては
ちょうどいい空気の冷たさだ。
縁側でこんなことしてたら絶対誰かに注意されるな…
とくに雪村さんに。
A｢…？」
その時だった。
フッと影が差した。
｢全く、久しぶりに来てみれば…無茶してるね」
A｢わぁ……」
ぬっと急に私の前に現れたのはホントに雪村さんそっくりで、久しぶりな人。
まあ、そうはいっても数カ月ぶりってところだろうか？
A｢薫、どうしたんですか急に…」
南雲薫。彼だ。
今日もやはり女の恰好…まだ髪は切らない予定か。
南雲｢……千鶴の様子見。そのつもりで来たんだけど…」
そういってちらりと私のほうを見る。
南雲｢何風邪なんか引いてんの？」
A｢ハハハ…なんか私はそういうのには強いと思ってたんですが
なぜかこうなってしまいましてね。
これはもちろん私のせいではないですよ？」
南雲｢はぁ…、気をつけてよ。こんなところで倒れるなんて………危ないよ」
A｢そうですねえ…」
――新選組の屯所で風邪をひくなんて確かに危ないかもしれない。
羅刹なんかが誤ってきたら多分私はあの世逝きだろう。
……笑えない冗談だ。
でも――、
A｢薫って本当面白いですよね」
南雲｢はあ？何言ってんの？」
眉をひそめて言う。
……さっきは母親見たいでおかしかったんだけど。
言うのはやめておこう、機嫌が悪くなってしまうかもしれない。
薫は笑っている私を怪訝そうな顔で見ていたが、
やがて溜息をついて口を開いた。
南雲｢……綱道がこっちにいる。」
A｢………はい？」
突然に、薫は衝撃的なことを言ってきた。
(作者コメント)
今学期とても大切な期末テストが月曜日にあるというのになかなか
ネットから離れられないという…
更新が少しだけ遅くなる……かもです。
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樹(プロフ) - ようこちゃんさん» ありがとうございます…//！頑張って更新していきます！！ (2013年3月27日 22時) (
レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - すごい楽しみですよ〜！ (2013年3月27日 16時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - ようこちゃんさん» ここまで読んでくださり本当にありがとうございます！四章では展開が早いと思いますが…主人公に色々なことがあります← (2013年3月27日 12時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - ぱーと3が読み終えました。ぱーと４は明日読みます。主人公はどうなるのかな？ (2013年3月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - 阿修羅さん» ぁ…何となくわかってしまったかも…… (2013年3月17日 21時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2013年2月15日 19時
