検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:43,583 hit

121 脱走 ページ30

それからしばらく沈黙が続き、
私もあきらめて寝ようと思った時。(することがない)

天霧「風間、そろそろ時間です」

天霧のよく感情のわからない…淡々とした声が廊下から聞こえてきた。

多分、仕事か何かについてだろう。
最近風間さんは「薩摩に協力する」とか何とか言ってたから…


風間「そんなことは後でいいだろう。こいつは絶対に脱走する。
  これは断言できることだ」


風間さんは何故こんなにも私を信用していないんだ?

確かに逃げ出そうとかは思っていたが……。


すると天霧さんはため息を吐き、部屋の扉を開けた。
そして静かに風間さんの所まで歩いていく。


天霧「仕事ですよ、薩摩には恩があるのでしょう?」

風間「……」

A「大丈夫ですよ、安心して逝ってください。…あ、間違えた、
  安心して行ってください」


そういうと、風間さんは不服そうにも天霧さんについて行った。
これでずっと戻らないといいが…。


足音が遠ざかっていくのを確認して、
一度扉をそっと開けてみる………


A「……うわ」


外には人がいる。

私の見張りだろうか?……しょうがない



素直におとなしくすることに決めた時だった―――


「グワァアア!!」


とつぜん外から誰かが倒れるような音が聞こえてきた。

そして勢いよく私のいる部屋の扉が開く


炯「A!!」



___一瞬、幻覚かと思った。

A「炯!?何故ここにいるんですか?」

炯「会いたかったから」


さらりと恥ずかしいことを言い、私の手を掴んで
全力で走る。


A「会いたかったって……それだけ?」


さすがに風間家にそれだけの理由で侵入してきたとは思えない。
…が、彼はそこらへんの普通の人ではなかったようだ。

炯「それだけ」


ニヤッと笑い、襲いかかってきた風間家の
重臣や家来が次々に倒されていく(少し気の毒…)

122 突然→←120 広い部屋



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
47人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 , ,   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ようこちゃんさん» ありがとうございます…//!頑張って更新していきます!! (2013年3月27日 22時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - すごい楽しみですよ〜! (2013年3月27日 16時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ようこちゃんさん» ここまで読んでくださり本当にありがとうございます!四章では展開が早いと思いますが…主人公に色々なことがあります← (2013年3月27日 12時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - ぱーと3が読み終えました。ぱーと4は明日読みます。主人公はどうなるのかな? (2013年3月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 阿修羅さん» ぁ…何となくわかってしまったかも…… (2013年3月17日 21時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2013年2月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。