111 土方side ページ20
A「……何やってんですか」
Aがいつもの笑顔でニッコリと言ってきた。
それに答えたのは新八。
新八「だってよ…前に姫さんすげーこと言って帰ったよな?
だからものすごく気になって……な?」
と、なぜか俺に話を振ってくる。
___俺は巻き込まれたようなもんなんだが?
少しいらついたが、盗み聞きをして気になることもあった。
『長州派の脱藩浪士』………
そいつらが変な実験を行っている、しかも
人間に飲ませればすぐに息を引き取る。
もし…もし羅刹のような者をつくる実験だったら…?
そう思い、聞きいってしまったのだ。
土方「まあ…そう、だな」
そういってからAと千姫の様子をうかがうと、
千姫はいらついたように眉をひそめている。
この話の本人、Aはどうでもいいらしく笑顔。
全く…こいつ自分のことだぞ?
A「そうなんですか。あはは、全部聞かれちゃいましたかね?」
千姫「あははって…笑い事じゃないわよ?!」
そういうとAは黙り込む。
…どうやら千姫には弱いらしい。
雪村「あ…あの、お千ちゃん?
できたら…その……話してくれる?」
千鶴が恐る恐るといった様子で
千姫に聞く。
千姫「Aちゃんがいいと言ったらね……?」
A「あっ、別にかまいませんよ?」
あっさりと承諾すると、千姫が立ち上がった。
千姫「この話はあなたが話してね?
私が言ったことは多分ここの人たちみんな聞いてると思うから」
「私はここでおいとまするわ」といい、千姫は
Aに微笑んで屯所から出て行った。
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樹(プロフ) - ようこちゃんさん» ありがとうございます…//!頑張って更新していきます!! (2013年3月27日 22時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - すごい楽しみですよ〜! (2013年3月27日 16時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - ようこちゃんさん» ここまで読んでくださり本当にありがとうございます!四章では展開が早いと思いますが…主人公に色々なことがあります← (2013年3月27日 12時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - ぱーと3が読み終えました。ぱーと4は明日読みます。主人公はどうなるのかな? (2013年3月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - 阿修羅さん» ぁ…何となくわかってしまったかも…… (2013年3月17日 21時) (レス) id: 2b17fc2cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:樹 | 作成日時:2013年2月15日 19時