30〜過去編〜 ページ30
だんだん息が苦しくなってくる
どうしよう、もうここで終わりなのかな。
まあ、さすがにお母さんは気づいてるか。
なんて他人事のように考えていると、さすがにしんどくなってきたのか、体を起こしておくことができなくなり、コンクリートの床に横たわった。
ここで意識を失ってしまったら駄目なことはわかっていたけど、そんな意識に抗うことも出来ずに、私は目を瞑った。
煎じside
A、今日大丈夫かな。
中学校最後の日に何があったかは聞かなくてもわかる。
だってあいつらの陰口を何度も聞いたことがあったから。
Aは知らなくてもいいと思ってずっと黙ってた。
まあ、高校でも気にかけてたから大丈夫だとは思ってるけど、なにか胸騒ぎがしてAのお母さんに電話をした。
Aの家は母子家庭だから、Aのお母さんはあまりAのをかまってあげられない。
だからその分まで俺が気にしてあげなくちゃ。
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ
煎じ｢あ、おばさん？Aもう帰ってきた？今日は友達と一緒に帰ったんだけどそろそろ着いたかなって。｣
母｢え？A？まだ帰ってないけど…。｣
煎じ｢ほんと？なんの連絡もない？｣
母｢ええ。なにも。｣
煎じ｢うーん。わかった。ちょっと探してから帰るね。｣
母｢ごめんなさいね、いつも煎じくんに迷惑かけて…。｣
煎じ｢全然大丈夫だよ！だから心配しないで。｣
電話を切ってため息をつく。
煎じ｢またか…｣
Aがわざわざ寄り道をするわけがない。
大方今日一緒に帰ろうと誘った奴らも中学校の時と同じタイプなんだろう。
目が見えないというハンデを背負っているのに優等生でい続けるAはどうしても恨まれやすい。
俺は、ぎゅっと携帯を握りしめて走り出した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーメンバー＋１
にーちゃん
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ちあき(プロフ) - eruさん» ありがとうございます！！ (2017年8月29日 15時) (
レス) id: cf9cb2a359 (このIDを非表示/違反報告)
eru(プロフ) - ちあきさん» 学生さんなんですね！私もです！亀更新でも構いませんよ！無理しない程度に頑張ってください！ (2017年8月29日 15時) (レス) id: f73f94f49f (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - eruさん» めっちゃ嬉しいですー！自分学生なので更新速度は亀ですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2017年8月29日 15時) (レス) id: cf9cb2a359 (このIDを非表示/違反報告)
eru(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！これからも更新頑張ってください(^-^) (2017年8月29日 6時) (レス) id: f73f94f49f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあき | 作成日時：2017年8月21日 10時
