＊ ページ4
Aside
諏訪「言ったよね？澪奈のフェイク動画の投稿者が名乗り出れば今日死人がでないって
って事はそいつがやったって自白すれば私達は助かるんだよね？」
諏訪さんの問い掛けに先生は表情を変えずに「そうなるねぇ」と答える。
諏訪「誰なのよ………さっさと名乗ってよ！」
それを聞いた皆が示し合わせたかのように声を上げる。
僅かな希望にかけて
「分かってんでしょ！？私達が助かるにはあんたが名乗り出るしかないんだよ！｣
「誰かわかんないけどお願いだから助けてよ！｣
「もうあんな投稿気にしないから………！｣
「お願いです、助けてください！｣
「死にたくない……！｣
ズキン
頭の奥が痛むのが分かった。
いつかの光景に似ている。
そう、まさに、昨日みた夢かのように。
それに、こんなことになったらやり逃げXはもっと言いにくくなるでしょ……。
朝から名乗り出てないんだ、それほど自分が幻滅されたくないんでしょう。
それほど自分が愛されてる、という自信があったんでしょう。
茅野「私です………私です！」
茅野さんの声が耳に届き、無意識に声が漏れる。
茅野「私がやりました｣
まるで私がやったんだ、と自分に言い聞かせるかのように
柊「……お前があの動画を投稿したのか｣
茅野「……はい｣
嘘つき、貴方にそんなことする人間じゃないってことは分かってる。
それなのに、罪を着飾るなんて……何を考えているの？
先生は口を開く。
柊「景山死ね、アイツが苦しむ姿を見ると興奮する、景山笑うなキモい、あの女を目茶苦茶にしてやりたい、景山なんて生まれてこなけりゃｙ 茅野「私だって言ってるんだからもういいでしょ！？｣｣
もう聞きたくない、そのように先生の言葉を遮った。
柊「それじゃあパスワードは？｣
茅野「へっ………？｣
先生は時計を掲げながらも携帯を取り出す。
おぉう………器用だな
そしてマ………何だっけ
何とかボイスのパスワード入力画面を見せつけた。
柊「SNSに登録したパスワードだよ、それがなきゃアクセス出来ない
お前が投稿者本人ならパスワード知ってるだろ？｣
意地の悪い人だ
っていうか「覚えてる｣じゃなくて「知ってる｣なんて、茅野さん犯人じゃないって分かってるじゃない。
茅野「……それは……｣
答えられなくて俯く茅野さんを見て、いっその事私が指名してやろうかと口を開いたところだった。
「バッカみたい｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 444人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪椿 - 桜花さん» こちらこそコメント有難うございます！更新頑張りますので、之からも楽しみに待っていただけると嬉しいです。 (2021年3月5日 21時) (
レス) id: c09b58169c (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 更新ありがとうございます！ヽ(*´＾｀)ﾉ更新楽しみにしています (2021年3月5日 17時) (レス) id: 387b35d945 (このIDを非表示/違反報告)
くーと。 - う、うれじいでずぅぅぅう！( :д:) (2021年3月2日 23時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
雪椿 - くーと。さん» 待たせてしまって申し訳ありません……。テスト週間でした……（´・ω・｀）これから更新できる日が増えると思いますのでよろしくお願いします！ (2021年2月27日 22時) (レス) id: c09b58169c (このIDを非表示/違反報告)
くーと。 - やっときたぁぁぁあ！！ (2021年2月27日 16時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
