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Aside
何時、だっただろうか
もう随分と前のお話、ポートマフィアに入った頃のお話
太宰
お前は、人を殺すだけの人形だと
それ以外に何もできない人形
もし、一人でも殺せず、逃がしでもすれば、お前が存在する意味はない
迷いなく殺す、と
そう言っていた
それから、数ヶ月たった後、織田作と初めて話した。
それまでは、廊下をすれ違う程度の関係、普通は話すこともない関係なのだ。
それでも織田作は私に話しかけた。
聞けば、自分が雇っている孤児の誕生日が近く、贈答品を渡したいが何にしたら良いか分からないらしい。
そんなこと聞かれたって私も分からない、流行物には疎いのだ。
ので、答えられず迷っていると、実際に会ってみないか、と言われた。
少し嫌々ながらも連れていかれ、着いた場所は洋食屋
その中にいたのは黄色いエプロンをした叔父さん。
柔らかい笑顔で私を出迎えてくれて、困った。
それから織田作の後ろをついて行き、私が着いたのはその店の２階のとある一室
ドアを開けた、その先には
幸助「織田作、その人誰ー？」
織田作「お前達の新しい友達だ」
「………とも、だち………」
私の、人生で初めての、友達だった。
「う………」
私はゆっくり目を開けた。
いつの間にか、眠っていたらしい。
最近、幼い頃の夢をよく見るようになった。
それは何を現しているのかは分からない。
でも、目を覚ましたときの喪失感が、たまらなく悲しい。
私が体を起こすと、パサリ、と何かが床に落ちる音が聞こえた。
私が音がした方に目をやる。
「ブランケット………」
ベージュの無地のブランケット
誰かが私にかけてくれたのだろう。
まぁ、思い当たる人物は一人しかいないのだが
私はブランケットに顔を埋めながら小さくつぶやく。
「………あったかい」
冷たい私の体温を、心を、ゆっくりと温めていってくれた。
私が教室に戻ったときだった。
諏訪「里見、アンタ疑われてるよ」
………おや、話し合いは随分と進んでいるようだ。
小宮山さんが茅野さんに向かって名推理聞かせてよー、と言った。
教室の前にいた茅野さんが、意を決して里見の元に行く。
そして問い掛けた。
茅野「全国大会の会場に居たよね？観客席に
………ジャージ、着て」
どれだけ秘密にしていても、時間が経てば、ばれるもの。
そういうものだ。
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雪椿 - 桜花さん» こちらこそコメント有難うございます！更新頑張りますので、之からも楽しみに待っていただけると嬉しいです。 (2021年3月5日 21時) (
レス) id: c09b58169c (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 更新ありがとうございます！ヽ(*´＾｀)ﾉ更新楽しみにしています (2021年3月5日 17時) (レス) id: 387b35d945 (このIDを非表示/違反報告)
くーと。 - う、うれじいでずぅぅぅう！( :д:) (2021年3月2日 23時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
雪椿 - くーと。さん» 待たせてしまって申し訳ありません……。テスト週間でした……（´・ω・｀）これから更新できる日が増えると思いますのでよろしくお願いします！ (2021年2月27日 22時) (レス) id: c09b58169c (このIDを非表示/違反報告)
くーと。 - やっときたぁぁぁあ！！ (2021年2月27日 16時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
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