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伊作さんに連れられて、食堂からそのまま薬草干しの仕事の手伝いをした。
伊作さんは様子がおかしいように見えたが、作業をしているうちに落ち着いたみたいだった。
(…にしても、こんなに思われてるとなると死ぬのがバレた時が怖いな)
忍術学園の保健委員。
私を生かす呪いをかけた彼が、死の淵まで走る私に必死にしがみついている様だ。
作業を追え、立ち上がり、改めて広げられた薬草たちを眺める。
「こんな感じですかね」
「…ああ、うん」
先程の自分の言動を恥ずかしく思っているのか、伊作さんは申し訳なさそうに言う。
「さっきは突然ごめん。この仕事も本当はAちゃんに手伝ってもらうつもりはなかったのに…僕が無理に連れてきたから」
「大丈夫ですって。それに、もっと仕事を任せてくれていいんですよ？…私は、役に立てたら嬉しいので」
もっと毒に関する情報に近づきたい。
お礼がしたい、役に立ちたい。
どちらの気持ちも本当だ。嘘じゃない。
「…そう？」
伊作さんはどこか嬉しそうに笑った。
「はい」
私はしっかり頷いた。
＿＿
そんな事があって、しかし伊作さんと別れるとまた暇になってしまった。
別れ際に伊作さんは医務室に行くと言っていた。
まだ委員会の仕事があるのだろうか。
(せっかく私がいいって言ってるんだからもっとこき使ってくれていいんだけどなあ……)
部屋にこもる気にはなれなくて、外に出て適当にぶらぶらしながら考え耽ける。
どちらかというと医務室の中での仕事をしたい。
私が一番気になるのは医務室にある大きな棚だ。
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加糖雪(プロフ) - 犬さん» コメントありがとうございます。お待たしてしまって申し訳ありません…また少しずつ更新していけたらと思うのでよろしくお願い致します！ (2022年11月6日 0時) (
レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
犬(プロフ) - このお話の続きが楽しみです。更新楽しみにしてます。 (2022年3月24日 8時) (レス) @page27 id: f57686b26e (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - レン。さん» レン。さんコメントありがとうございます。学園の人達と関わっていく中で、夢主がどう変わってどういう選択をしていくのか見届けていただけると幸いです。今後もこの作品をよろしくお願いします…！ (2022年1月16日 18時) (レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - れなさん» れなさんコメントありがとうございます。感想をいただけてとても嬉しいです。ゆっくりとですが更新再開してますのでどうぞよろしくお願いします( ᵕᴗᵕ ) (2022年1月16日 18時) (レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
レン。(プロフ) - これからの夢主ちゃんがどうなるのか気になります!!気長に更新待ってます! (2022年1月16日 4時) (レス) id: 6501380a5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：加糖 雪 | 作成日時：2021年7月25日 4時
