【名探偵コナン】傍観していたい人生でした(遠い目)【トリップ】

よんじゅうはーち ページ50

｢...お、おはようございマース...｣



恐る恐る目を開けると、ちょっと呆れ顔の赤井さんとびっくり顔のジョディ先生。



ジョ｢あ、貴方、起きてたの...!?｣



｢い、いや、今目覚めたとこr...｣


赤｢起きてたんだろ?｣


｢ｳｨｯｽ起きてました。｣



赤井さんコワイ。







｢え、えーっと....｣


どうしようこの場でなんて言えばいいんだ。変な汗出てきた。





｢お、お二人ともFBIだったんですねー...あはは..は...｣









......いたたまれねえ!!!!!




なんだよ!!!二人ともなんか喋れよ!!!むり!!!耐えられない!!!









赤｢...A。｣



｢はっ、はいっ!｣



赤｢これは、長期休暇で来日していたFBI捜査官がガキの誘拐事件に巻き込まれて起こったことだ。...いいな。｣


｢はい!｣




つまり、そのように口裏を合わせろ、ということ。





赤｢それと...俺に会ったこと、俺と知り合いなことは、人に言うんじゃないぞ。｣



｢わかったな?｣と私の顔を覗き込む赤井さんに、コクコクと首を縦にふると、｢よし。｣と少し笑って頭をくしゃくしゃと撫でた。




...やっぱ赤井さん、どっか私を子供扱いしてる節があるんだよなー






ジョ｢ちょ、ちょっとシュウ...貴方達知り合いだったの!?｣


赤｢...まあな。...とにかく、後は任せたぞ。さっき言ったように適当に言い訳しておいてくれ。
それに、俺はまだその茶髪の少女と顔を合わせるわけにはいかないんでな...｣



そのまま去ろうとしたところで、ふと何かを思い出したかのようにこちらを振り向く。



赤｢その左手首、ちゃんと手当しておけよ。｣








｢エスパーかな...??｣








トランクから飛び出して車の屋根の上を走ったとき。
体がぐらついて嫌なつき方をした左手首が、鈍い痛みを放っていた。









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あけましておめでとうございます。藤雪です。


お話がいっぱいとなりましたので続編へ。
なかなかキリの良い終わり方が出来たのではないかとほっとしております。


亀更新とはなりますが、本年もこちらの作品をお楽しみ頂けたら、と思います。

2017年が、皆様にとって幸多き年となりますように。









大変お待たせ致しました、続編の方を書き始めました。
引き続き続編も読んでいただけたら嬉しいです!

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