【名探偵コナン】傍観していたい人生でした(遠い目)【トリップ】

よんじゅうろーく ページ48

ズサァｯ...






思い切り腕を伸ばして抱き締めた哀ちゃんと一緒に、地に伏せる。






べ｢カルバドス!!待ってって言ってるでしょ!?｣



べ｢ｯさあ、どきなさい。その茶髪の子から...死にたくなければ早く!｣




死にたくないに決まってんだろバカああああ!!!と心の中で叫びながら、起き上がろうとする哀ちゃんを抑えるように、ぎゅっと腕に力を込めた。




｢駄目だよ!動いちゃ!｣


べ｢さあ...早く!!｣


｢警察も呼んだ...!もう少しの辛抱だから...お願い!!｣






私は、蘭ちゃんじゃない。ましてやエンジェルだなんてことは万が一にも有り得ないこと。




なんでか知らないけどカルバドスさんを制してくれたのは嬉しいが、私が蘭ちゃんでない以上、殺されるのは目に見えているのだ。



それでも、なんとしてでも哀ちゃんだけは守らなくてはいけない。





腕の震えを無かったことにするかのように、ギュッと目をつぶった。









べ｢Move it,Angel!!(どいてエンジェル!!)｣









｢え...?｣









ドンッ









べ｢ッ!?｣




ジョ｢ラ、ライフルの死角は取ったわ...
銃を捨てなさい!!さもないと次は頭を...｣







ｼﾞｬｺｯ





ジョ(ポンプ音?ショットガン...!?)





べ｢OK、カルバドス...挟み撃ちよ!｣



ジョ(やばい、後ろから...)



べ｢さあ貴方愛用のそのレミントンで...FBIの子猫ちゃんを吹っ飛ばして......っ!?｣








赤｢ホー...あの男、カルバドスっていうのか...
ライフルにショットガンに拳銃３丁...どこかの武器商人かと思ったぞ...｣




べ｢あ、赤井秀一!?｣









...どうも、今の今まで全くの空気になってました。Aです。
呆然としてたらいつの間にか進んでましたテヘペロ。


赤井さん来ましたね!!相変わらずかっこいいね!!すごいね!!



原作だとこの場面、蘭ちゃんと哀ちゃんは気絶してるんだけど、残念だったな!!私が銃声ごときで気絶するとでも思ったかこのやろう!!


哀ちゃんは原作通り、さっきの銃声で撃たれたと思って気絶してるけどね!寝顔(?)かわいい!!






っっってか私!!生きてる!?




あれれ〜おっかしいぞーー!?!?


私最後のやつ聞き逃さなかったよ!?言ったよね!?



べ『Move it,Angel!!(どいてエンジェル!!)』



まって私いつの間にエンジェルになってたん!?ほァ!?


ﾌｧｰｰｰ理解が追いつきません!!

とりあえずベルモットが車で去るまで気絶してようと思います!!ハイ!!!

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