【名探偵コナン】傍観していたい人生でした(遠い目)【トリップ】

さんじゅうろーく ページ38

｢コ･ナ･ン･く〜ん!!｣

コ｢うわっAさん｣

｢うわって何さ!?｣

コ｢いや、なんでも...｣


大学の帰り道をバイクで走っていると、博士の家の前に少年探偵団たちを見つけたので、バイクを適当なところに止めて駆け寄った。


歩｢あっ!Aお姉さんだ!｣

元｢おー!あの時のねーちゃんか!｣

光｢お久しぶりですー!｣

｢やぁやぁ探偵団諸君!覚えていてくれてるとは嬉しいなぁ!みんな元気?｣


みんなはランドセルを背負っていて、どうやら学校帰りのようだ。
子供たちの元気そうな声を聞いていると自然と笑顔になれる。ほんと探偵団は癒し...


哀｢Aさんも相変わらず元気そうね。｣


そう言う哀ちゃんの口元にはマスクが。
哀ちゃんだけランドセル背負ってないから、今日は学校休んだのかなぁ。


｢うんうんめっちゃ元気〜!哀ちゃんはどうしたのよ、風邪?｣

哀｢ええ。少し熱が下がって外に出ようと思ったら、この子たちが来たってワケ。｣


光｢僕たち灰原さんのお見舞いに来たんです!｣

歩｢哀ちゃん熱下がったみたいで良かった〜!｣

コ｢まぁ、まだしばらくは様子見ってことで学校には行けねぇけどな〜｣


きゃっきゃと話すみんなを、ここがオアシス...と菩薩顔で眺めていると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。



新出｢あれ?君たち、どうしたんだい?｣


歩｢あーっ新出先生!｣

光｢こんにちは!｣

元｢オレ達、灰原のお見舞いに来たんだぜ!｣


コ｢先生はどうしてここに?｣

新出｢僕も君たちと一緒だよ。ここの近所の往診へ行った帰りに、少し様子を見ていこうと思って。｣



｢その様子だと、もう熱は下がったんですか?｣という声とともに新出先生がこちらを向くと、バチッと私と目が合う。


新出｢あれ、貴女...｣


驚いた顔をした新出先生に、｢はは、どーも...｣と苦笑いを返す。

よく考えたらこのタイミングだと新出先生ベルモットだもんな...言ってしまえばバスジャックの時からベルモットだったもんな....

もうすぐジョディ先生とドンパチやるのか〜大変やな〜と呑気に考えていると、私の脇から、


光｢ほら、バスジャックのときにコナンくんと灰原さんを抱えて飛び出したお姉さんですよ!｣

歩｢Aお姉さんっていうのー!｣

新出｢...ああ!あの時の!｣


わあい私について説明してくれてありがとう〜私の名前ベルモットに把握されちゃったけど気にしないよ〜可愛いから許すよ〜あはは〜☆




...フラグが立たないことを祈るしかないわ。

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