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第4輪 ページ5

次の日。朝起きると猛風が吹いていた。





昨日の風が伝えてくれたように、猛風も何かをつたえてくれる。





警戒はしとこう。





朝ご飯にパスタを食べた。え?朝からパスタ?だって?私の3食はパスタ・ご飯・パスタだからね!





平らげた。今日もパスタが美味い。





今日は昨日行った所ら辺で仕事をくれる情報屋があると知り、そこに向かう。





支度を整え、玄関のドアを開ける。





部屋に風が入ってくる。





そこまでして私を外に出したくないのですか?
風さんや←





風を無視して玄関の鍵を閉めた。





目的地は昨日入った喫茶店から徒歩10分の5階建ての建物。





その1階で私は仕事の情報をもらう。





やっとお金がっ!自分のお金が手に入る!!





「お待たせいたしました。」





現れたのは20代後半らしき男の人だった。





『いえ、大丈夫ですよ』





そう言って微笑むと、男の人は安心したようだった。





「早速ですが、仕事の話を_______









____________これでよろしいでしょうか?」





うむ。中々いい仕事だ。





契約書に名前を書こうとした。






その時。







ガッシャーン






物凄い音を立てて何かが割れた。





割れたのは、私がいる建物の2階だ。






1階には、誰も逃がさないのように黒いスーツの人がたくさんいた。






危険なことってこれですかね?





いや、危険なのか。外出れないし。






『え、どうしましょう……』





どうしましょうじゃないな。






自分で言っておいてつっこんだ。






「え、あ…、え、と…、わあああああ!!!!」






さっき話していた人が叫ぶのと同時に黒いスーツの人が中に入ってきた。





もちろん、銃を構えながら。






大人しく手を挙げろと黒いスーツの1人が言った。





2階から銃声音が聞こえてくる。






それを聞きながら手を挙げた。






頭の中である花をイメージする。









______________桜。








そして、私はこう言った。






『異能力…、【美舞桜・霧】』





そして、指を鳴らした。






その瞬間、今まで強かった猛風がさらに台風並になり、それと同時に桜が現れた。






そして、建物全体が桜で覆われた。





黒いスーツの人が戸惑っている間にロビーのドアを突破。








案外、楽だね。

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作者名:ゆきれあ | 作成日時:2017年2月23日 22時

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