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第33輪 ページ34

「ってことは、エリスという子にもあったのかね?」






お?エリスちゃんを知ってるのか?






『はい。少しだけ話もしました』






あれ?少しじゃなかった?まあ、いいじゃんか、そんなこと()






「そのエリスって子は、森鴎外の異能力だ」






な、なな、なんだってー!?






「まあ、今回は何も無かったから良かったが、次会った時は気をつけないといけないな」






隣にいた敦くんと顔を見合わせ、






「『はい!!』」






と答えた。





失礼しました。と社長室から出て、自分のデスクに戻った。






引き出しからマカロンの入った箱を取り出し、マカロンを頬張った。






めっちゃ美味い。






「A美味しそうなの食べてんじゃん」






と近づいてきたのは乱歩さん。






『乱歩さん!おひとつどーぞ』






どーも。と言って乱歩さんはマカロンをパクッと食べ、外へ出ていった。






乱歩さんが動く事件ってかなりの大事なんだろうな〜と他人事に思いました。






思ったんです。






どうやら、他人事じゃなかったようです…

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作者名:ゆきれあ | 作成日時:2017年2月23日 22時

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