ストーカー ページ34
・
デビュー前、有難いことに個人としてのお仕事も多くさせてもらっているし、また新しいお仕事の打ち合わせもあり一人で帰ることが多くなった。
私たち以上にマネージャーも忙しいからタクシーを使ったり歩くことが増えた。
『っ、、、』
私の足音に合わせてくるもうひとつの足音。
今日だけじゃない。
ここ最近、ずっと。
早足になれば後ろの足音も同様に早くなる。
ぎゅっとスマホを握りしめ、何とかエントランスにたどり着く。
エントランスに入ればもう追いかけてこない。
いつもの様に郵便物をとり部屋に入った。
『、、っ、なに、これ、』
届いていた郵便物を開けるとそこには私を隠し撮りした写真が沢山。
そして、大好きだよ、とか色々書かれた手紙。
恐怖から手が震える。
目黒「ただいま、って、A？」
『あ、蓮おかえり、』
目黒「手紙？誰から？」
テーブルに置いたままのストーカーからの手紙に蓮の手が伸びる。
『っ、あっ！...同窓会の、案内！！まぁ仕事だし行けないけど。』
何とかごまかし、その手紙は棚にしまい込んだ。
そして次の日、その次の日も...
勇気を出して後ろを振り返ると、男の人と目が合った。
男「やっとこっち向いてくれたね。」
『っ、』
これ以上話してはいけない、逃げなきゃと本能的に思うけど足がすくむ。
男「逃げないってことは、いいってことだよね。」
『ちがっ、、』
男「僕のAちゃんなのにさぁ、メンバーと距離近いし、誰が付き合っていいなんて言った？ねぇ？」
スマホを持っていた右手をぎゅっと掴まれる。、
『いやっ、、』
男「なんで嫌がるの？あ、照れてるのかぁ。可愛いね。」
『離して.....。』
パッとスマホの画面が明るくなる。
蓮からの着信だった。
何とか出なきゃと左手を伸ばそうとしたけど、その前に着信拒否の方をタップされてしまう。
『れ、ん、』
男「あーもうその名前聞きたくないな。ねぇ、僕のものでしょ？」
私の手を掴んでいるのと反対の手でスっと首筋を撫でてくる。
『やだ、』
空いている左手を伸ばすと、その手も捕まえられる。
男「外じゃ嫌でしょ？僕の家に帰ろ？」
無理やり引っ張られて、抵抗しようとしたけど力は勝てなくて。
連れていかれてしまうんだと思った時、
目黒「俺の彼女に何してんだよ。」
大好きな人の声が聞こえた。
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ゆずき(プロフ) - 佐々木さん» やっています！最近更新滞ってますが…。@yukiotoko_snで検索していただければ出ると思います。 (2020年4月16日 15時) (
レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
佐々木(プロフ) - Twitterとかってやってないんですか？ (2020年4月14日 13時) (レス) id: e312adaa83 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - 黎音さん» ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきます。 (2020年4月10日 22時) (レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - まおさん» いつも読んでいただきありがとうございます！ミスは誰にでもあるので、お気になさらず！これからも応援の程よろしくお願いします。 (2020年4月10日 22時) (レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - めめLOVEさん» リクエストありがとうございます！ (2020年4月10日 22時) (レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずき
| 作成日時：2020年1月3日 15時
