2:別れも唐突 ページ3
鏡「俺は鏡原 優馬。最近生物の体のつくりに興味があって虫を採取してたんだ。そしたら…………!」
手に持った虫を見せてくれた。私は平気だが、普通女の子に虫を近づけたら叫んで終わる。大半は。
『アレ?これカブトムシですよね?』
なんかカブトムシじゃないような形質をしている。
鏡「ただのカブトムシじゃあ無い…………このカブトムシは左がメスで右がオスなんだよ!!」
『え!?私テレビとかでしかそんなの見たことないです!凄い!興味深い!!』
理科が好きな私にとってはすごくテンションが上がる!そりゃあ叫びたくなるよね!!
鏡「ね!凄いでしょ!?あ、急いで戻って環境の整った場所に移さないと!!じゃあね!」
『見せて頂いてありがとうございました!』
なんか台風のような人だったな(^^;;
顔は間違いなくイケメンだったと思うんだけど、すごく変な人だったな。
一緒にいると楽しそう(笑)
『って!!おつかいの途中だった!自転車ひっくり返ってないかな!?』
急いで石段を降り、自転車にまたがる。
晩ご飯のこと、明日の入学式のこと、そして_____
さっきの人にもう一回会ってみたいな、なんて考えながらペダルをこいだ。
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氷麗 - とってもステキなお話ですね! 更新、頑張ってください! (2018年7月15日 19時) (レス) id: 915d81f3f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪の助 | 作成日時:2018年7月3日 0時