七話 ページ9
太田side
太「A?嘘だろ?いつもの…得意な嘘だろ?」
Aはあいつの足元で動かない。
敵ボス「今まで散々騙されたからな。可愛い倍返しさ。……これが人を信じる甘さか。初めて実感したよ。」
太「殺す……お前を……!」
許さない…大事な仲間を……!俺達は誰一人殺しちゃいないのに……何が倍返しだ……
敵ボス「いいぜ……やれるもんならやってm……」
『……ダメ。』
太&敵ボス「「…え?」」
ドウオオオオオン!!
A……生きてたのか…?
俺は一瞬、目の前で何が起こったのかわからなかったが、どうやらAが背負い投げを決めたようだ。
『ダメだよ太田……コイツは僕が殺る。僕のエモノだ…!』
”僕” か……Aが僕を一人称として使うということは、本気の証拠だからな。
Aはボスにダガーナイフを突きつける。
『どうやら僕のほうが一枚上手だったみたいだね。…何か言い残すことはあるかい?』
敵ボス「や、やめろ!許してくれ!もう戦う気はないッ!そうだ……お前は今生きている!だから俺を殺す理由なんてないぞ!」
『最初の威勢はどこに行ったのやら……第一、僕は今日たまたま防弾チョッキを着てたから生きてるけど、着てなかったら、今死んでるからね?』
敵ボス「い、嫌だ……せっかくボスにまでのぼり詰めたのに…」
『う〜ん。まあ僕も先に切りつけちゃってるし。…太田、スタンガンで気絶させてやって。』
太「おう。」
俺はズボンのポケットからスタンガンを取りだし、暴れるやつの首筋に、たっぷりと電流を流した。
…アジトに静寂が訪れた。
『太田、ありがと。』
Aはそう言って、ボスの首にナイフをかけた。
次の瞬間……床一面に、赤い花が咲いた。その花は決していい香りではなく、鉄が錆びたような臭いだった。
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雪の助(プロフ) - 夜猫さん» コメントありがとうございます!文才がなく更新ペースも遅いので、暖かい目で読んで頂けると幸いです。 (2017年12月26日 17時) (レス) id: 1a18262307 (このIDを非表示/違反報告)
夜猫(プロフ) - 凄く面白いです!いつも楽しく読ませて貰ってます!話の内容がめっちゃ私の好みで続きが気になりながら読んでます!更新、頑張ってください!!! (2017年12月19日 21時) (レス) id: c9704af438 (このIDを非表示/違反報告)
雪の助(プロフ) - 桃猫♪さん» コメントありがとうございます!た、楽しみに待ってもらえるなんて………更新ペースが亀さんなのがとてもお恥ずかしい……これからもどうぞよろしくお願いします♪ (2017年11月27日 23時) (レス) id: 1a18262307 (このIDを非表示/違反報告)
桃猫♪(プロフ) - とても楽しく読ませて頂きました!話が私好みで読みやすかったです!更新、楽しみに待ってます!(^^)! (2017年11月26日 0時) (レス) id: 7ff4b827c6 (このIDを非表示/違反報告)
雪の助(プロフ) - 七葉さん» コメントありがとうございます!おかげさまで、作品更新の気力が戻ってきました!これからもどうぞよろしくお願いします♪ (2017年11月23日 22時) (レス) id: 1a18262307 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪の助 | 作成日時:2017年10月16日 23時