自分の声が嫌い2% ページ2
今日の私は、仕事探しをする予定がある。
未成年でも可能で尚且つ話さなくても済む仕事は、有るのだろうか。
今まで生きてきた中でこんなにも真剣に悩んだことは、多分1度たりともないであろう。
学校に行かないのにお金も稼がないで無職ニート生活は、流石に棗にも迷惑がかかってしまう。
自室のパソコン、近くの公園の隣に建ってる図書館でも何時かも調べ探した。
だが・・・声を出さなくて済む職業だなんてやはりそうそう無かった。
それこそ何か才能が付き物な仕事等しか見つからなかった。
少しは、あった物のやはり無いに近いし何よりもやりたいと思える仕事では、無かった。
こうなったら棗に聞いてみよう。
私は、とぼとぼと重い足取りで家へ帰っている最中そう思い、家に着くなり真っ直ぐ棗の部屋へ向かった。
ノックをすると「はーい」という中からいつも通りの明るい声が聞こえ、「入って入って〜どうしたの?」と私をしっかり見つめながら棗が言った。
そんな棗に私は、ノートにこう書いて見せた。
『私には、どんな仕事が向いてると思う?』
棗は、ノートに書かれた文章を口に出すと少し悩んだ顔をしたが直ぐに「あっ」となにか思いついたかのような声を発し予想外の提案をしてきた。
「A確か美術部だったよね。だったらさ・・・絵師なんかどう?」
「じゃあ、まずは、手始めに私のキャラの絵を書いて見て欲しいな。Aは、絵上手だからさ。」
ミサイルのように次々と棗の言葉が耳に侵入してくる。
棗の一方的な所流石だな。
棗の意見を聞きやってみたいと思い私は、直ぐにノートへ、ペンを走らせた。
『ありがとう。やってみたい。』
棗に見せるなりお日様のような眩しい笑顔で「ありがと。何日でも何ヵ月でもかかって良いからね。」と言ってくれた。
そんなに時間をかけてしまっても棗に悪い。
それに私は、滅多に外にもでないので暇だった為丁度良かった。
そして私は、自室へ戻り早速絵を描いてみることにした。
自室に戻るとすぐ様机の上のライトをつけ絵を描き始める。
結構楽しいかも・・・。
そう思いながら手を進めていく。
熱中しておりもうすっかり外は、夜の静けさに包まれていた。
そろそろ寝ようかな。
自分の描き途中の絵を改めて見てみると、私の口角が上がる感覚があった。
棗がそっと私の部屋の扉を開け私の姿を盗み見て安心していたのは、また別のお話。
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修正終えました!
是非読んでいただけると嬉しいです
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くろねこさまらぶです - あっっ、この小説めっちゃ好きです!!更新楽しみにしてますね!!! (2022年6月4日 1時) (レス) @page3 id: e771159101 (このIDを非表示/違反報告)
sakako(プロフ) - え、なにこれめちゃくそタイプの小説なんですけど()更新頑張ってください!!めっちゃ応援してます!!! (2019年9月1日 11時) (レス) id: d08b40b16f (このIDを非表示/違反報告)
舞菜 - プリンってキャラメルがなかったらどうなるんだろう。心配 (2019年8月30日 10時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
美園 - がんばってください! (2019年8月16日 20時) (レス) id: b24611d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
狐太(プロフ) - ikupon420さん» コメントありがとうございます!!キャラメルの話についてのコメント凄く嬉しいです!これからも亀更新ですがよろしくお願いします! (2019年7月16日 21時) (レス) id: 1a65e5ba25 (このIDを非表示/違反報告)
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