ないとー[先輩] ページ19
私は今ふつーに学校生活を終えて
ふつーに仕事して
ふつーに一人暮しをしている
とくになにかの大ファンとかでもなく、
ファッションに興味がある訳でもなく
一つのことがすっごく好きってものがない
だから金欠になることがない。
生活もすべて一人分で節約してるし。
最近『あれがしたい、あれが欲しい』
『あんな風になりたい』
そう思うことが無くなっていた
だけど一つだけ心残りがあった。
それはさかのぼること約6年前
高校2年の時
中学のころから好きだった一人の先輩がいた
『ないとー先輩』
私はそう呼んでいた
もう一人の先輩、渋谷先輩とよくいた人だ
とくに接点があった訳じゃなかった
出会ったのは中学1年の入学式
A｢1ｰ2ってどこっ！？｣
私は迷子になっていた
｢今日から先輩だよ？｣
｢分かんないよね。小学校の時は
先輩って立場がなかったからね。｣
オロオロする私の前を二人の男子が歩いてくる
上靴の色から見て2年生。
｢君、新入生？｣
いきなり声をかけられたから驚いた。
でも私は救いの神だと思いはい、と頷いた
A｢あの、1ｰ2ってどこにありますか？｣
｢えっと、あそこの階段を上ったらすぐだよ｣
A｢ありがとうございます！｣
それがきっかけでお互い名前を知り
仲がいい先輩、後輩となった
二人は学校で会うと必ず笑って声をかけてくれる
気付けばないとー先輩に私は恋をしていた
先輩の背中を追いかけ高校も同じ所に入学
彼が卒業するまでに告白しようと思ってた
でも私にはそんな勇気はなかった
卒業式で先輩に見られないよう裏で号泣して終わった
それが今でも心残りだ
そんなある日
仕事終わりに家に帰ると1枚のハガキが届いていた
A｢渋谷先輩の結婚式・・・
渋谷先輩結婚したんだ。｣
招待状だった
A｢ないとー先輩と会える｣
そうすぐに思った
結婚式当日になると謎の緊張が私を襲った
張り切ったミニドレスを着て
結婚式に行った
ほとんどが先輩で知らない人だらけ。
でもないとー先輩がいない訳がないよね。
そう思った時
｢Aちゃん？｣
この声っ！
A｢ないとー先輩っ！｣
続く
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まえ(プロフ) - すしらーめんりくさんのヤンデレってかけますか？？ (2018年3月26日 20時) (
レス) id: 15bb1e6fa9 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - 佐藤かおりさん» いえいえ！喜んでいただけて嬉しいです！ (2017年11月4日 21時) (レス) id: 9cf4044ebd (このIDを非表示/違反報告)
佐藤かおり - 最高です!!ありがとうございました(#^.^#) (2017年11月4日 15時) (レス) id: eebcc8fec2 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - 佐藤かおりさん» 了解です！上手く書けるか分かりませんが・・・頑張りますっ！ (2017年10月9日 0時) (レス) id: 9cf4044ebd (このIDを非表示/違反報告)
佐藤かおり - おるたなchannelのないとーさん書いて下さい！ (2017年10月8日 15時) (レス) id: eebcc8fec2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：snow | 作成日時：2017年3月24日 2時
