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*貴女が正体を知られると消えてしまう、異能生命体だった ページ1

※貴女が異能生命体であることを口にすると、消えてしまう設定です

「貴方は悪くないの、ごめんね。ごめん、だから、…気に病まないで、お願、い」


中島敦
「ッ、待って!!」
その言葉が届く前に、貴女が綺麗な粒子となって消えていく。
「...僕が、何も考えず口にしたから、」
優しすぎる彼は自己嫌悪から逃れられない。


太宰治
「...私は...君に、今まで触れていなかったんだね」
貴女が異能生命体だと知って初めて、貴女に今まで触れていなかった事を自覚する。
「...私もどこか判っていたのだよ、」
一人歩く帰り道がやけに静かで。


国木田独歩
「Aッ」
手を伸ばすものの、光る粒子となった貴女を掴むことは出来ない。
「...元から、こんな想いが実を結ぶ事はなかったという事か?」
誰が答えてくれるでもない疑問を、口から漏らす彼。


福沢諭吉
「...ッ、」
声を上げることもせず、手を伸ばすことも無く、ただ貴女の様子を黙って見る。
「......貴殿にどんな言葉をかけるのが正しいだろうか、」
目の前で笑っているであろう貴女に。


江戸川乱歩
「皆、みんな僕を置いていくんだ」
その場を静かに立ち去るものの、探偵社に戻った後福沢から「何があった」と聞かれた途端、ボロボロと涙を流す。
「...馬鹿が一人、居なくッなっただけだよ、」


綾辻行人
「おい、何処へ行く。待て」
そんか彼の制止の声も虚しく、綺麗な粒子となった貴女が消えていく。
「...調教が足りなかったみたいだな」
ふらふら寄り道して帰り、辻村に怒られても上の空。

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作品ジャンル:アニメ
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もちのあじ(プロフ) - yuuki Sさん» 遅くて申し訳ないです...!そう云って頂けて作者も更新を続けることが出来ます!ありがとうございます! (5月6日 0時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
yuuki S(プロフ) - 更新ありがたいです✨️ほんとに主様の小説大好きなので、更新が毎度楽しみです!! (5月4日 23時) (レス) @page48 id: 07c571410b (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - NIKOさん» 作者の脳裏にもそれはそれは鮮明に…ッ! (5月1日 23時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
NIKO - だ、太宰さんの、優しい笑顔が脳裏にぃぃぃぃぃ!!!はぁ…好き( (5月1日 16時) (レス) @page47 id: 412fd2ba39 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - マカロンさん» ついでに自分もお願いします← (4月29日 22時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちのあじ | 作成日時:2022年12月4日 19時

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