【文スト】文豪さん、反応記録帳。

＊感情が消えて、敵に捕まり目の前で__体を見て叫んだ ページ37

「っ、ぁぁぁぁぁああ！！」

中島敦
「Aさん！大丈夫です！大丈夫ですから！」
そう云って貴女の目を手で覆う。
「僕が居ます...！」
震える貴女を想う気持ちと、こんな事をした敵に苛立つ気持ちがぐちゃぐちゃになる。
「...取り敢えず此処出ましょう」
太宰が居ないと止められない程、怒り狂う。

太宰治
「ｯ、A！？」
「そこに居るのかい！？」
近くで貴女の叫び声が聴こえたのに、出処が分からずあらゆる所の拳をぶつける。
「...っくそ」
大方、何をされているのか予想がつく。
今すぐ抱き締めたいのに。

国木田独歩
「.....」
「ゆっくり息を吸え、俺は此処に居る」
綺麗とは云えない床に膝を付け目線を同じにする。
この状況でも冷静沈着な彼、かと思いきや、
「...ｯ出てこい、この腰抜け共が！！！！」
貴女にこんな事をされたという事実が、彼の引き金を引いた様子。

福沢諭吉
「...そこか、」
勢いよく振り下ろした刀が、隠されていた扉を真っ二つにする。
「っ、」
そこには、目も当てれぬ惨状。
彼女にとっては尚更。
「...お前は何も見ていない、良いな」

芥川龍之介
「息を吐け」
「...吸え」
貴女に細い指の手を置きながら、呟く。
落ち着いたのを見計らって、立ち上がると
「僕に何をされても、己の愚かさを恨むのだな」
跡形もなく敵を消し去ります。

中原中也
「っ、おい！！処にいんだ！！」
声が聴こえるのに、姿が見えない。
焦って色んなところを探しまくる。
「くそ、...っくそ、くそ！！」
貴女の悲痛な叫び声が頭にこびり付いて、彼から離れない。
「、」
汚濁発動2秒前。

森鴎外
「大丈夫だよ、目を瞑ってご覧」
部屋の隅っこに縮こまり震える貴女を抱き締め、頭を撫でながら云う。
「...ほら、」
「大丈夫だろう？」
貴女が段々と息が整って来る程、敵の終わりが近づく。
「敵に回したらいけない人の区別も付かないのかい」

坂口安吾
「立てますか」
そう手を引いて、直ぐ部屋をでる。
特務課に戻った後に、仕事を放置してまで、貴女が落ち着くまで傍にある。
「カフェオレです、Aさん好きでしたよね？」
彼の綺麗な手が、貴女の手を覆う。
「僕に出来ることなら、何でもしますから」

＊アルビノで夜空を見ながら「朝日が見てみたいな」と言った→←＊続き→梶井が貴女の異能力を知って怯えていた

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