【文スト】文豪さん、反応記録帳。

＊太宰の妹だけど仕事してた ページ11

「あー！ここミスしてる！！」

中島敦
「僕手伝いますよ！」
好青年。いい人。
ありがとう〜...
「僕もいつも助けて貰ってるのでお互い様です！」
ほんとにいい子だ...
って、この仕事は兄のものな気がする。
「あれ...これって、太宰さんのやつですよね？」
ご愁傷さまです。お兄ちゃん。

太宰治
「Aは凄いね、私と違ってきちんと仕事をする」
ソファにごろんと転びながら言う。
そう思うんだったら、お兄ちゃんもしてよ！！
「や〜だよ！」
じゃあ、もう国木田さんにまた仕事押し付けられたって、チクるから！！
「チクれるものなら、チクってみ給え！」
微笑ましい兄妹喧嘩。

国木田独歩
「お前は本当に、兄と違ってきちんとしているな」
そう言いって、1人でうんうんと頷いている様子を見て、普段兄がどれだけ迷惑を掛けているかが伺える。
「で、どこが違ったんだ？」
えっと...ここが一致しなくて...
「あぁ、それはだな」
真面目に仕事している子には、とことん付き合ってくれる。流石元教師。

福沢諭吉
「少し休んだらどうだ」
でも、まだここ一致しなくて...
「この資料は急ぎではない、少し休め」
Aは、書類整理をせずソファで怠けている誰かより、100倍働いているからな。
はは...
本当に兄がすみません。

芥川龍之介
「次の任務は、〇〇市だったな...」
特に褒めることはなく、淡々と仕事をこなしていく。
はい、その次は、
「今日はそこで切り上げる」
普段の芥川からは考えられない発言が飛び出す。
え？でもいつもは...
「少し休息を取れ。貴様は常に仕事をしている」
たまには優しい労いもある。

中原中也
「お前はいつも仕事を頑張ってるな」
シンプルに褒めてくれる。
ありがとう！中也も手助けしてくれてるお陰だよ
「そうかよ笑あの青鯖とは違ぇからな！」
どこまでも兄が着いてくる。
なんだかんだ言いながら2人は仲がいいんじゃないだろうか、というのが最近の疑問。

森鴎外
「俗に言う、”ぼぉなす”だよ」
「いつも頑張ってるからね」
本当ですか！
いよいよ、首を切られるかと...
報酬はなんですか？
「ふふっ」
「じゃ〜ん！」
そこに広げられたのはシックで大人びたドレス
これって、貴方の趣味ですよね？？

坂口安吾
「お疲れ様です」
そういって、目の前に珈琲が置かれる。
ありがとうございます...
「最近働き詰めじゃないですか」
貴方にだけは言われたくないですね...！
「お互い様です」
普段仕事に追われる2人の貴重な休憩時間。

＊目を逸らしながら「大好き」と言った→←＊太宰の妹だと知った

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す