【文スト】文豪さん、反応記録帳。五冊目

＊カラビニエリを着た ページ46

「どう？キマってる？」


中島敦
「か…かっこいいです！！！」
ピシッとした異国の警察の服に、目をキラキラと輝かせる。
「なんか、こう仕事の出来るキャリアウーマンみたいな！！」
ポーズを決めてみると、語彙力がどんどん低下してくる。


太宰治
「似合っているじゃあないか！」
普通に褒めてくれる。
その素直さに照れていると、
「素直な私は厭かい？」
本当に、この人はそうやって惚れさせていく。。


国木田独歩
「…いいんじゃないか」
チラリと横目で見て、すぐにパソコンへ目を落とす。
思った反応が返ってこず、ガッカリする貴女。
「……」
しかし、よく見てみると口元が緩んでいる。
決して本人には云わないけど。


福沢諭吉
「異国の軍服か？」
まじまじと貴女が来ている服を見つめる。
『どうですか？？』
そう聞くと、
「嗚呼、よく似合っている」
ご満悦な貴女を見て、ご満悦な彼。


江戸川乱歩
「僕も着たい！」
江戸川乱歩(26)はいつまで経っても少年の心を忘れない。
「良いじゃないか、似合ってるよ」
と、云いながら飴玉をひとつ差しだす。
「いいの、そういう気分だから」

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