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*敵の貴女が彼との戦闘中に告白したのを彼が振って、貴女が帰った後に恋心だと気づいた ページ8

「ッ貴女をこんなにも、...こんなにも!!ッ想っているのに......ッ大好きなのに、」


中島敦
「...(想っている...大好き、)」
激しい戦闘を終えて、少し怠くなった身体でそう考える。
「...なんで、僕...」
反対方向に走り去って行った貴女の背中を追いかける為に、必死で足を動かす。


太宰治
「あ〜あ、こんな感情を敵の私に抱かせるなんて、あの子も手練だね」
海沿いのベンチに座ると、落ちていく夕陽に目を細める。
「(...それとも、私が堕ちただけかな)」
国木田が迎えに来るまで、じっと動かない。


国木田独歩
「彼奴は敵だ」
誰に聞かれている訳でも無いのに、そう独り言を呟く。
「例え彼方が本気だと、」
そこまで云いかけて言葉を詰まらせる。
「(...本当に良いのか、それで)」


福沢諭吉
「貴君が此方側の人間ならば、考えられた未来だったかもしれない」
小さくなっていく貴女の背中を見つめながら、そう呟く。
組織の長として半端な事は出来ない。
早く自分を忘れる様に、小さく祈る。


江戸川乱歩
「...何でもないよ」
帰り道。駄菓子屋のおばちゃんと話している時に、浮かない顔だねぇ、と指摘される彼。
「(嗚呼、最悪だ)」
そう思っても、一度気づいてしまった想いには抗えない。


綾辻行人
「君が殺人事件を起こしていない事を願うばかりだ」
自分の手で貴女を殺めたくなんてないから。
去り際の悲しい表情を思い出して、目を瞑る彼。
「(俺の知らない所で生きろ)」
そう心の中で呟くと、少し笑ってまた歩き出した。

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作品ジャンル:アニメ
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もちのあじ(プロフ) - ノアヰ・イヅナ・ヴァンパイアさん» 返信が遅くなりすみません!数ある作品の中から、見つけてくださってありがとうございます!これからもお互い頑張りましょうね! (9月25日 9時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
ノアヰ・イヅナ・ヴァンパイア(プロフ) - 初コメント失礼します!私は最近こちらの小説を見つけ、とても気に入ってしまいました!更新が来る度にいつも楽しく読ませていただいております!これからも頑張ってください!邪魔なコメントですが私も夢小説書いております! (6月10日 18時) (レス) @page11 id: de06029f04 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - もちのあじさん» いえ赤いのとこだけみて停止中ですと作者様いってもタチの悪い人は再開って書いてますよね?と言いかねんのでよかったです (2022年11月25日 22時) (レス) id: 4d7646cafb (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - サキさん» 訂正するのを忘れていました!ご指摘ありがとうございます! (2022年11月25日 22時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - もちのあじさん» リクエストではありませんが赤いところが再開になり下がリクエスト停止になってるので読者が混乱するのでなおした方がいいと思いますよ? (2022年11月25日 17時) (レス) id: 4d7646cafb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちのあじ | 作成日時:2022年7月18日 19時

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