【文スト】文豪さん、反応記録帳。十一冊目

＊ギルドの団員だった ページ23

「貴方、面白い人ね！…あ、いけない…あんまり馴れ合ってるとフィッツジェラルド様に怒られるわ…」

※モビーディック号の件の後の、”新生ギルド”の団員という事にさせて頂きました。


中島敦
「お、面白いなら…良かった、」
モビーディックの時に繰り広げた死闘を思い出して、なんとなく複雑な気持ちになる。
「…敵とは云え、僕は君を倒そうとしたんだ。恨んでいないのか？」
その言葉に、眩しいくらいの笑顔でううん、と答える貴女に胸がトクトクと鳴る。


太宰治
「君は相変わらず、フィッツジェラルドにつくんだね」
当たり前でしょう？貴方みたいに胡散臭く無いもの、と悪戯に笑う貴女。
「云ってくれるね？」
片眉を上げて笑い返す彼に、心底楽しそうな笑い声を上げる。


国木田独歩
「…俺を面白い人だなんて云う人は、あの唐変木しかいないと思っていたが」
皆貴方の魅力に気づいてないのね、と髪を風になびかせながら云う貴女に視線を奪われる。
「(待て待て、…敵だぞ)」
知らぬ間に貴女にの事が好きになっている。


福沢諭吉
「…あの時は世話になったな」
なんか色々含みが有りそうね、と笑う貴女に小さく笑い返す彼。
「其方の代表の金と人遣いは相変わらずか？」
貴方方のお陰で、何だか少し変わった気がするの。有難う、と頭を下げる貴女に、顔を上げるよう伝える。


江戸川乱歩
「君こそ面白い人だ」
敵だってことを忘れてしまいそうになる、ほんの少し真面目なトーンで云われた言葉に、曖昧に笑う貴女。
「(本当にそうだったら良いのに、なんて僕らしく無いな)」
貴女への恋心は、既に自覚している。


綾辻行人
「君の上司にも一度会ってみたいものだな」
彼の形の良い口から、煙が滑りでていく。
何を話すんですか？と笑って問いかける貴女。
「お前を俺の部下にと、直談判する」
大真面目にそう発言した彼に、笑いが堪えきれず吹き出すと、「笑うな」と煙を吹きかけられる。

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