【文スト】文豪さん、反応記録帳。十一冊目

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「...き、ききき接吻、！？」


芥川龍之介
「此の様な巫山戯た部屋で接吻等、言語道断！！！」
恥ずかしさで、罵詈雑言を捲し立てる彼。
「...ｯ」
真っ赤になってプルプルと震えている貴女に、そっぽを向きながら自分の外套を掛ける。


中原中也
「接吻で良いのか」
信じられない言葉に、貴女が大きく目を見開く。
「良いじゃねぇか、減るもんでもねぇしよ」
後退りしても直ぐに追いつかれて、彼の顔が間近に迫る。
「...準備は良いか？お嬢さんよ」


森鴎外
「う〜ん、異能で作られた部屋なのか...それとも...」
”接吻”という単語に固まっている貴女とは正反対に、部屋中を調べている彼。
「...これはもう試してみるしかないね」
あくまでも、致し方なくだよ？と愉しそうに笑う。


坂口安吾
「云いから少し黙りなさい！！！」
彼の耳元から”お掛けになった電話番号は、電波の届かないところに〜”という機械音が聞こえる。
「(ｯこうなったら、試してみるしか...いや、いやいやでも、こんな所でこんな状況で良いのか！？！？)」
貴女と同じくらい、内心焦っている。


フョードル・ドストエフスキー
「本当に接吻なんかで良いんでしょうか？」
『き、接吻なんか！？』
顔を赤くして驚く貴女に、クスクスと笑う彼。
「だって、こういった類の物はもっと××とか、×××とか...」
卑猥な単語をいっぱい並べて、貴女の反応を愉しんでいる。


条野採菊
「そう書いてあるんですか？」
はい...と小さく返事をする貴女の顔に、そっと手を添える。
「なら、やってみるに越したことはないありません」
迫る整った顔に、覚悟を決める貴女。


末広鐵腸
「A、」
突然名前を呼ばれて振り返ると、両肩を正面から掴まれる。
「Aとの初めての接吻を、このような場所ではさせない。安心しろ」
ただ事実を云っているだけなのに、恥ずかしくて仕方がない貴女。

【文スト4期の情報が公開されましたね！】→←＊接吻を五分しないと出られない部屋に閉じ込められた

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