守りたい ページ23
雄也side
大人たちが話し合いに夢中になってるうちにちびっ子たちは眠くなってきたみたいでコクンコクンと船を漕いでいる。亀梨くんにブランケットとか聞いてみよう。
雄 「あの、、亀梨くん。ちびっ子たち寝ちゃったんでどこに寝かせればいいですか？」
亀 「あぁ。もう遅い時間だね。ここのソファーに寝かせるわ。まだ薮たちは聞きたいことあるだろうし。」
俺も手伝って小学生以下のちびっ子を背もたれを倒したソファーに寝かせる。1年生の3人はその下に寝かせる。
亀 「雄也。ありがとね。雄也は眠くない？」
雄 「明日休みだからゆっくり寝る。今回は許してくれるでしょ。」
亀 「そうだな。親たちは不安を取り除きたくていろいろ聞いてるからな。」
雄 「俺、慧たちがあんなことになってるなんて知らなかった。俺のときはそんなことなかったから。」
亀 「慧も辰哉も自分のことあまり話さないからな。他人だからこそ俺に話してくれたっていうのもあるかもね。」
雄 「俺、子どもの中で1番上だからみんなを守りたい！」
亀 「こんなに考えてる時点で守ってるよ。これから強くなるんだから焦るな！」
雄 「うん。俺、強くなる！」
亀梨くんと話してると大人たちの話も終わったみたい。
光 「あれ？！すみません。遅くまで話しすぎましたね。」
翔 「みんな寝ちゃったんですね。」
亀 「いいんだよ。不安なことは聞けたか？」
宏 「これから出てくるかもしれませんが、今のところは。」
剛 「不安になったらいつでも連絡してや。」
そう話しながら連絡先交換してるみたい。数時間でこんなにも親密になるんだから、新しい学校もいい学校なんだろうな。
涼太 「今日は遅くまでありがとうございました。」
光一 「こっちこそ、子どもたちが寝ちゃうまでごめんな。…やっぱりかわええな(^^)。」
剛 「最後に聞きたいことあるか？」
宏 「あの、、今通ってる学校にはどう話せばいいですか？」
光一 「ありのまま話せ。本当は子どもたちいたほうがいいけど、あの感じだと嫌がるだろうから。」
涼太 「はい。とりあえず俺と宏太くんで話に行きます。それで何か言われても違う学校に行くことは変わらないことを伝えます。」
剛 「それでええ。隙を見せたらあかん。」
親 「はい。」
大人たちの真剣な顔を見て俺らは守られてるのがひしひしと感じる。いつか俺もこんなふうに人を守れるようになりたいな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 238人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いのふかゆとめめ | 作成日時：2023年3月26日 14時
