元気のない理由 ページ13
辰哉side
今、おやつの時間だけどやっぱり慧ちゃんと大介が元気ない。
辰 「大介。本当に大丈夫？学校で何かあったでしょ？」
雄 「慧もだよ。」
ぼくたちの言葉にだいちゃんが弟たちをおもちゃのところへ連れていったくれた。…だいちゃん、ありがとう。
まずは大介から。亀梨くんいるから大丈夫かな。
大介 「うん。学校ではあんまりしゃべれなくておともだちにバカにされちゃった。」
辰 「家ではあんなに元気なのに、どうして？」
大介 「なんか恥ずかしいの。」
亀 「大介は内弁慶なんだな。」
辰 「うち、べんけい？」
亀 「家では元気でも外へ行くと静かになっちゃうの。大介、気にしなくていいんだよ。それも大介なんだから、気が合う人と一緒にいればいいの。」
辰 「仲いい人はだれ？」
大介 「大我と慎太郎。」
亀 「その子たちから少しずつ輪を広げていけばいいんだよ。無理してお友達を作らなくても大丈夫。」
大介 「…分かった。やってみる。」
大介は話して亀梨くんにアドバイスもらって少し安心したのかな。笑顔が戻って来た。次は慧ちゃん。
雄 「慧は何があった？」
慧 「……。」
亀 「慧、話してごらん。大介みたいに話したらスッキリするかもしれないから。」
そう言っても涙目の慧ちゃん。お話ししてくれないのかなって思ってたらお手手をグーにして、小さい声で話し始めてくれた。
慧 「…あのね。…今日、、おまえはおんなだろって、、いわれて、、ズボン下ろされてね、、」
雄 「それってみんなの前？」
慧 「……ｺｸﾝ(；＿；)。」
亀 「！！それは先生、知ってるの？」
慧 「ﾌﾙﾌﾙ。…しらない。」
亀 「辛かったな。話してくれてありがとう。もういいよ。」
慧 「ふぇっ、ウエーーン｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡」
慧ちゃんの話はぼくも恥ずかしくて泣きたくなっちゃうことだった。亀梨くんはこれ以上話さなくていいよって言って慧ちゃんを抱きしめた。それに安心して泣いてる慧ちゃん。それを見て、弟たちもびっくりしてる。慧ちゃんなかなか泣かないもんね。
亀 「多分、ストレスで熱出て来てるな。雄也。ちょっとだてパパ呼んできてくれる？」
雄 「わかった！」
すぐに雄也くんが部屋を出ていったからぼくは慧ちゃんの頭を撫でた。
慧 「…たっちゃん。ありがとう。ﾆｺｯ。」
慧ちゃんが笑顔になってくれた！…ぼくも嫌なことあったんだ。話してもいいかな？
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作者名：いのふかゆとめめ | 作成日時：2023年3月26日 14時
