ぶっ殺す ページ39
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｢焦凍ォ！起きろ！！｣
｢A君おはよう！朝だよ〜！｣
早朝6時。突如無遠慮に開けられた扉の音と、次いで入ってきた大きな声に眉を顰める。いつの間にか顔まですっぽりと覆っていた布団を首まで剥いで、未だ俺の腕の中で寝息を立てている焦凍君を起こさぬ様抱きながら声の主達の方を見れば、彼等はぽかんとした顔で此方を見ていた。
｢……どうしたんですか、｣
｢ナァァァァア！！｣
｢ほぁぁぁあ！？｣
｢えっ、｣
彼等……エンデヴァーさんと心読みくんに声を掛ければ、2人は弾かれた様に叫び出した。一瞬で腕の中の焦凍君をかっさらわれ、今度は此方がぽかんとする番だ。朝から騒々しくやってきたと思えば、奇声を発して引き剥がされる。状況が全く読めない。
｢きっきき貴様！ウチの焦凍に何をした！！｣
｢A君それはダメだよ！いくらなんでも、職場体験中なんだから！！｣
何の話だ。未だエンデヴァーさんの腕に収まり眠りこけている焦凍君を思わず見る。勿論答えなど返してはくれないのだが。
未だよくわからない事をぎゃあぎゃあと言い募る彼等のことばを、寝惚けた頭で何とか理解しようと……あ、焦凍君が起きた。
｢キメェな、何抱き締めてんだクソ親父。｣
これでもかという程に不機嫌な焦凍君の声に、あれほど騒がしかった部屋が静寂に包まれた。冷静さを取り戻した心読みくんとエンデヴァーさんから何が言いたかったのかを再度聞けば、不純同性 交遊をしていたのではとのこと。不純同性 交遊ってなんだ。確かに異性ではないが、些かパワーワードではなかろうか。異性じゃないからとその部分を同性に変えただけである。
大体何故寝ていただけでそうなるのか、と思ったし実際に問うたが、俺の焦凍君を抱き寄せる仕草が手慣れて見えた、らしい。何人か抱いたみたいな感じだったからつい、なんて真っ赤に染めた顔を両手で隠す心読みくんに苦笑を漏らす。そんな可愛い仕草をしながら言われても、内容が内容だ。嬉しくない。俺はそんなに不真面目に見えるのか？万が一抱き慣れてるだなんて言葉が出回ったら、厚い風評被害どころの話ではないのだが。
｢不眠症、だったか。そうとは知らずに悪い事をした。すまん。｣
｢ああいえ、大丈夫ですよ。自分の愛息子が不純行為にあってると思ったら、誰だって助け出します。｣
目に見えてしゅんとしたエンデヴァーさんの背を撫で、朝っぱらから乗り込んできた主旨を問えば、彼はそうだったとばかりに顔を上げた。
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
