名前をつけてみようの会 �� ページ29
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強烈な2つが最初に来たせいで、教室内が戦慄する。バカヤロー、大喜利っぽい空気になったじゃねえか！という皆の声が今にも聞こえてきそうだ。かく言う僕はそう思ってる。凄く。狙った名前を書けばいいのか、普通に考えて書けばいいのか分からず手が止まる。これは僕が木偶だからじゃない。絶対に。
｢じゃあ次、私いいかしら。｣
｢梅雨ちゃん！！｣
この空気の中、蛙吹さんが徐に挙手をした。ミッドナイトに呼ばれた彼女は、そのまま教卓まで歩いていく。あの蛙吹さんが面白おかしい名前を出すなんて想像がつかないし、もしかしたらこの空気を変えてくれるかもしれない。
｢小学生の頃から決めてたの。梅雨入りヒーロー、
｢カワイイ！！親しみやすくて良いわ！！皆から愛されるお手本のようなネーミングね！｣
蛙吹さんの台紙を見たミッドナイトが、手放しに褒める。その言葉を聞いた瞬間、クラス中がフロッピーコールで盛り上がった。きっと、皆もこの空気を塗り替えて貰えて安心したのだろう。僕は全力で感謝した。
｢んじゃ俺！！
｢"赤の狂騒"！これはアレね！？漢気ヒーロー"
｢そっス！だいぶ古いけど、俺の目指すヒーロー像は"
ドン、と力強く教卓へ台紙を置いた切島くんは、紅頼雄斗リスペクトらしい。堂々と書かれた名からは、彼らしい力強さと漢らしさが溢れている。ミッドナイトに少し頬を上気させながら語るその姿は、かつてからの僕を見ている様だ。
｢フフ…憧れの名を背負うってからには、相応の重圧がついてまわるわよ。｣
｢覚悟の上っス！！｣
切島くん、かっこいいな。ミッドナイトが今しがた軽く言った忠告は、実は本当に重い。自分が何か粗相をしてしまったり敵に負けてしまったら、そのマイナスイメージは、憧れの彼の名にも降り掛かるのだ。切島くんの事だから、それを正しく理解しているのだろう。それでいて尚、堂々と覚悟を口に出せる。本当にかっこいい。
僕自身、オールマイトとこうして出会う前は幾らでも"っぽい名前"を考えてニヤニヤしてた。でも……力を授かって見てもらっている今は、自分との差が凄すぎて。僕にはとても、名乗れそうにない。次々と出されていく皆の名は、どれもこれも彼等に合っていて、とてもキラキラして見える。僕はまだ白い台紙を睨みつけた。
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
