轟VS爆豪 �� ページ15
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｢負けるな、頑張れ！！！！｣
クソナードが叫ぶ。そうだ、そうだよ。俺の前に、ここに立つ以上。勝つ為だけに頭回してりゃいいんだ。ナードの言葉に、舐めプはやっと炎を纏った。最初からそれで来いよ。こっちはずっと、本気だっつうのに。
炎を使うならばと最大火力の爆破を打つ、その瞬間。あの野郎は、炎を消した。
ドォン、と一段とでかい音が響いた。己の起こした爆風に身体が持っていかれる。地面に落ちた時には煙が晴れ、倒れた舐めプが場外に見えた。
火ぃ、消しやがった。
｢……は？
オイっ……、ふっ…ふざけんなよ！！｣
目線の先にある、気を失った舐めプの姿。手がズキズキと痛みを主張する。個性の反動だ。それすらも今は気にならない。兎に角巫山戯るなという言葉で頭が埋め尽くされた。気絶した舐めプの胸ぐらを掴む。何でだよ、何で。こんな形で手に入れた1位なんか要らねえ。結局最後まで、こいつは俺を見なかった。
｢こんなの、……こんっ…｣
こんなの納得いかねえ。そう言おうとした瞬間、突然視界が暗転した。
｢あ、A君。もういいの？｣
｢うん。途中まで居てくれたんでしょ？ありがとう。｣
かっちゃんが1位を獲得した。彼の望まない形で。勝った瞬間の、気絶した轟くんに突っかかるかっちゃんは見てて痛かった。心が、痛かった。
僕も轟くんに巫山戯るなと言った人間だ。そうでなくても、かっちゃんが轟くんとの対戦中に言った言葉に心打たれた。それだけ本気なんだって、今までに見たことが無いくらいに必死な幼馴染が。彼の心情を思うとやりきれない。
興奮状態のかっちゃんをそのままにしておくのは危ないと思ったのか、ミッドナイト先生が個性で眠らせた。表彰式は彼が起きてからだ。
とんとんと肩を叩かれ振り向くと、へらりと笑ったA君が居た。加減はどうかと聞けば頷きがひとつ返ってきたが、A君の隣にいる麗日さんはむっすりと頬を膨らませている。
｢全然良くない。体操服で隠れとるけど、右肩そんなに治癒出来んくて包帯だらけだもん。｣
｢えっ、そうなの！？そっか、体力的に……｣
｢ん〜、本当に大丈夫だよ。今はもう痛みも無いし。｣
よしよしと麗日さんの頭を撫でるA君に、麗日さんは、嘘つき、と彼の右肩をつついた。肩を抑え悶絶する姿に、やはり痛いのだろうと心配になる。
痛みから復活したA君が、よく頑張ったねと僕の頭を撫でてくれた。狡い。さっきまで何も言わなかったのに。ぼろ、と涙が零れた。
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
