いざ決勝 ページ11
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｢……行くぞ。｣
｢あ、うん。鋭児郎君、行ってくるね〜。｣
｢おう！観客席で見てるわ！｣
マイク先生の放送で飯田君と焦凍君の対戦が終わった事を悟る。行くぞ、と言って立ち上がったかっちゃんに了を返し、俺も立ち上がる。一緒に待っててくれた鋭児郎君にひらひらと手を振れば、笑顔で手を振り返された。
いよいよだ。かっちゃんの爆破にどこまで対抗できるか分からないが、兎に角今出せる力を出しきらなければ。
｢さーあお次はこいつらだ！爆豪勝己
｢怯むんじゃねぇぞ！！｣
｢誰が怯むか！！｣
合図の刹那、フィールドの中心で大爆発。かっちゃんの爆破と俺の爆破が、重なり合い起こったのだ。強い爆風に飛ばされそうになるのを、背に氷の盾を張る事により回避。かっちゃんも上に飛び上がり上手い事回避した様だ。
再び繰り出された爆破は先程より威力が強い。スロースターターなかっちゃんは段々強くなっていく。出来れば調子が良くなる前に倒したいのだが。
彼の爆破を風で加速し避ける。瞬時に氷杭を幾つも生成し、かっちゃん目掛けて放つ。お茶子ちゃんの流星群の様なものだ。案の定彼は大爆破でそれらを粉々にする。きっと、今ので大ダメージだ。俺にとっても大ダメージだが。少し大掛かりな事をした為、腕の痺れと頭痛が酷い。
｢うっ……ぜぇなぁそれ！！｣
｢どれだよ。……っ、らぁ！！｣
かっちゃんも手、痛いだろうに。相変わらずのタフネスだ。畳み掛ける様に爆破を仕掛けて来る彼に反応が遅れる。右肩にモロに爆破を食らったが、そんな彼の頬を左手で思い切り殴る。爆破された肩は肉が抉れ、血が酷く溢れ出た。頭痛も相成ってくらくらとする視界を凝らし、向き直る。
勝ちたいんだ。守りたいんだ。君達を、この世界を。此処が俺の居場所だから。
風を纏わせ、両腕を上から下へ思い切り振り下ろす。ドォン、という音と共に竜巻が起こり、かっちゃんを呑み込む。このまま解除すれば、場外に飛ぶか地面に叩きつけられた衝撃で動けなくなる筈……！連続した個性の強大な使用と、ここまでの疲れ。そして血液不足でもう立っているのも限界だ。ふらつく脚をなんとか立たせ、個性を解除しようとした、刹那。
｢だァれが……やられるかよォ！！｣
｢っぐは、｣
かっちゃんが竜巻の中から飛び出して来た。そのまま大爆破を放たれ、防ぐ暇も無くモロに食らう。何で。後少し、後少しだったのに。
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
