HappyHalloween �� ページ27
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｢兎に角。俺は吸わない。大体、お前が取ってきたならお前が食えばいいだろ。｣
｢俺ァ生きとる人間は食わねんだよ！！｣
｢……人狼なのにか？｣
｢そっくりそのままお返しするぜ吸血鬼様よォ……！｣
話が進まない。早くしないとあの人間が死んでしまうかもしれないのに。何処か焦った様子の爆豪を訝しげに見ながらも、俺は吸わない、と再度同じ言葉を吐いて一方的に扉を閉じてしまった。
｢あちゃあ……かっちゃん、圧倒的言葉不足だよ……｣
｢うむ！そもそも、轟くんは人間の血を好まないからな！｣
｢だァからそれが何でだっつってんだよ！！吸血鬼だろうがあいつ！！｣
すっかりイライラした様子で帰ってきた爆豪を出迎えたのは上鳴ではなく、幼馴染で幽霊の緑谷とフランケンの飯田であった。どんなに気に入らない者でも、勝手に入り込んでいたとしても客人だ。最初に来た者は皆驚くが、爆豪は客人に茶や菓子を出す。わかりやすく凶暴な爆豪だが、そういう所はきっちりしているのだ。舌打ちをかましながらも出したホットミルクとクッキーを、緑谷飯田とテーブルを挟んで嗜む。どうだったのかと聞いてきた緑谷に、爆豪が事のあらましを全て話したところで、冒頭の会話に至るのだ。
｢どこまで言っていいのか分からないからなぁ……｣
｢緑谷くんも着いて行ったらどうだ？用事はもう済んだのだろう？｣
｢うーん、そうだね。ちゃんと話したらきっと分かってはくれるだろうし。｣
｢あぁ？なんか裏があるんか。アイツ。｣
裏って、と苦笑する緑谷は、それ以上を自分の口から語りたがらなかった。曰く、とてもデリケートな話だから本人から聞いた方がいいと。実に面倒臭い問題に巻き込まれた気がすると、察しの良い爆豪は溜息を吐いた。面倒事はベッドに寝そべってる人間1人で十分である。
緑谷を連れて爆豪はもう一度城へ向かう事になり、人間の番は飯田が引き受けた。上鳴は恐らく食事をしに行ったのだろう。当分戻りそうにもないし、飯田が看ていてくれるのは有難かった。道中をこの大嫌いな幼馴染と一緒に、というのが酷く苦痛だが、それを悟られるのは何だか負けた気がして許せない。イライラした態度は隠さずとも、爆豪はずかずかと城までの道を歩いた。
｢轟くーん！こんにちは！僕です、緑谷！｣
城のドアノッカーをコンコンと叩き、そう声を張る緑谷の後ろ、爆豪は先程己を追い返した扉を睨め付けた。
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HappyHalloween �あ�←HappyHalloween ��
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ゆきねこ。(プロフ) - 音兄Love!@鈴音さん» 嬉しいです！！！エンデパパはほんとに優しい……すれ違いがなくなったらいいのにと思います (2019年1月18日 12時) (
レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!@鈴音(プロフ) - ハロウィンとても好きです…!!!設定が好き…エンデパッパ結局優しいんですよね…あとかっちゃん優しくてしんどい…… (2018年11月1日 21時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - シロさん» ありがとうございます(´ ; ω ; ｀) (2018年2月14日 23時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 好きです (2018年2月14日 23時) (レス) id: 55b0e9cf98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月14日 13時
