Happy Valentine. ページ2
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｢おは……なぁに皆、どうしたの？｣
｢えっ！？なななんでもあらへんよ！！｣
｢…？そっか。｣
珍しく朝早く登校した。理由は単純に一睡も出来なかったからだ。いつもは無理矢理にでも寝て、1〜2時間程度の睡眠時間はとるのだが、今日はどうしても無理だったのだ。教室の扉を開けながら、いつも通り挨拶を…しようとした時、女性陣が慌てて何かを隠した。どうしたのかと首を傾げ問うも、何でもないとお茶子ちゃんにはぐらかされてしまった。
俺は鞄を自席に置いたものの、女性陣から発されるオーラに気まずさを覚え、そっと教室を後にした。こんな早くから皆で集まって、どうしたのだろうか。特にする事もなく、外の自販機で女性陣分の暖かいココアを購入。今日は2月半ば、まだまだ寒い季節だ。携帯を見れば"1℃"と表示されており、丁度雪も降ってきた。己の分の珈琲を買い、全てを手に慌てて校舎内へ戻る。
｢……何してんの？｣
｢やっや、ほんとなんもあらへん！！｣
｢そうそう、何にもないよ！！｣
教室の扉を開けるとまたもやがさがさと慌てて何かを隠す女性陣。本当になんだというのだろうか。お茶子ちゃんだけでなく三奈ちゃんも何も無いとはぐらかす為、あまり追求はしない。女性には女性だけの秘密があるのだろう。
｢んまぁ、何かわかんないけどお疲れ様。まだ冷える時期だし、女の子が身体冷やしちゃ駄目だよ〜。｣
｢わー！ココアだ！！｣
｢Aちゃん、これをわざわざ？｣
ココアの缶を人数分、近くの机に置いてやる。途端先程まで静かだった透ちゃんが喜びの声をあげる。梅雨ちゃんの問いに、俺は首を横に振った。
｢いや、俺珈琲飲みたかったから。雪も降ってきたし、ついでにね。｣
｢……そうなの、ありがとう。｣
｢いーえ。女性同士、何かあるんでしょ。俺は保健室行ってるから、終わったら教えてねぇ。｣
嬉しそうに礼を述べた梅雨ちゃんの頭を軽く撫でる。少なくとも半分の人は俺の連絡先を知ってる筈だし、と携帯を軽く振り意思表示をした。お茶子ちゃんが頷いたのを確認し、教室を出る。やっぱり、今日は寒い。
｢……っはぁ〜〜〜。焦ったぁ…｣
｢はやくしないと皆も来ちゃうわ、急ぎましょ。｣
｢それにしても、ココアって…追い出されてるのに優しいよねぇ。｣
｢わかる。｣
くてりと気を抜く芦戸を、蛙吹が嗜める。耳郎の言葉に皆が頷いている事を、Aは知らない。
｢はっくしゅ、…風邪ひいたかな。｣
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ゆきねこ。(プロフ) - 音兄Love!@鈴音さん» 嬉しいです！！！エンデパパはほんとに優しい……すれ違いがなくなったらいいのにと思います (2019年1月18日 12時) (
レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!@鈴音(プロフ) - ハロウィンとても好きです…!!!設定が好き…エンデパッパ結局優しいんですよね…あとかっちゃん優しくてしんどい…… (2018年11月1日 21時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - シロさん» ありがとうございます(´ ; ω ; ｀) (2018年2月14日 23時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 好きです (2018年2月14日 23時) (レス) id: 55b0e9cf98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月14日 13時
