Fischer's短編集 3rd

アンチさん　シルクロード ページ30

シ「…もうすぐで警察来るから…
"サク"の事解放してください」

女「嫌よ！この女を解放したらシルク様と離れてしまう……！」

矛盾しちゃってるよ……

シ「あ、来た…かな。
……最後に言っとく。次サクとか…うちのメンバーに手出したら俺…どうなるか知んねぇよ」

女「……！シ、シルク様……」

シルクの気迫に押されたのか、弱々しい声で呟く女性。

警「……あなたですね。」

警察の方が何人か中に入ってくる。

警「今日はもう遅いから…明日、また署で話をお聞かせ願えますか」

一人が私の手足の縄を解き、立たせてくれる。

シ「あー…分かりました。」

久しぶり、と言っても時間はそんなに経っていないだろうけど、いざ立ってみると結構ふらついてしまう。

女「あんたの事…一生許さないから。
次は無いと思いなさいよ！！」

貴「っ……」

今更体中を恐怖が駆け巡る。

シ「大丈夫…じゃねぇよな…」

肩に腕が回って、きゅっ、と寄せられる。

警察の人に見送られ、シルク宅に向かう。

シ「ほんとに…ほんとにごめん。俺のせいだ…ほんと怖かったよな…駅まで迎えにいきゃ良かった…」

貴「私があんな暗い道入ったのが駄目だったんだよ…シルクは何にも悪くないよ。」

シ「次は絶対俺が守るから。ほんとに。お詫びに…どうしよ」

貴「今日…一緒に寝てください」

シ「勿論そのつもり。」

真顔で返ってきた答えに少し笑ってしまった。

fin

らいとさん
リクエストありがとうございました！

やばい…めっちゃ変になってもた…

すみません！こんな感じが良かった！みたいなのがあったら教えて下さいm(_ _)m

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