検索窓
今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:32,312 hit

其の七十九 ページ30

愛染side

良い頃合いか。

私はそう思い、芥川に声をかける。

貴「…芥川、それ位にしておけ」

芥「Aさん…解りました」

貴「…さぁ、持って帰るか」

刹那、芥川の横を何かが通り過ぎた。

その方向へ目を向けると、先程まで倒れていた人虎が壁に張り付いていた。

それを見ると、芥川はそうこなくては、と呟き、応戦した。

私は飛び出さんばかりの樋口を連れ、離れた。

が、ふっ飛ばされた芥川を見て、樋口が飛び出した。

貴「樋口っ…!」

樋「おのれ…!」

銃弾はすべて跳ね返され、壁に追いやられた樋口は動けない。

貴「ちっ……」

私は舌打ちをし、向かおうとした。が。

?「はぁーい、そこまでー」

間延びした声が響き、足が止まった。

樋「貴方探偵社の____!何故ここに」

?「美人さんの行動が気になっちゃう質でね…
こっそり聞かせてもらってた」

樋「なっ…真逆」

樋口はポケットを漁り、何かを取り出した。

樋「盗聴器!?」

……あぁ…あの時か。

やはりもう少し警戒すべきだったか。

貴「……太宰…最初から全て見抜いていたか。」

太「嫌だなぁA!いつもみたいに治ってよんでくれ給えよっ……」

私はニッコリと微笑んで太宰を見、ゆっくり頷いた。

貴「今度ね」

太「さあ帰るよ敦君」

ぺしぺし、と叩き、人虎を起こそうとする太宰を樋口が制する。

樋「ま……待ちなさい!生きて返すわけには…!」

其の八十→←其の七十八



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
112人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , ポートマフィア   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくらもち | 作成日時:2018年9月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。