検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:32,245 hit

其の六十九 ページ20

in探偵社

No side

探偵社員の宮沢賢治に案内され、応接室に入っていったのは、2人の和装した綺麗な女性-Aと樋口-だ。

宮「どうぞ!」

椅子に座ったのを見て、お茶を差し出す賢治。

Aは、ニッコリ笑って軽く会釈をした。

因みに、二人共尾崎の手によって化粧されたため、よっぽどの事がない限り

"ポートマフィアの狗"だとバレることはないだろう。

二人の向かいには、気弱そうな少年-谷崎潤一郎だ-が座り、その後ろに探偵社の面々がズラッ、と並んでいる。

そしてその中には勿論今回の目標(ターゲット)、中島敦の姿もある。

貴(……あれが人虎…資料で見たあの少年か?
顔つきが変わったな…)

谷「……あの…」

貴「ハイ…」

小さく返事をすると、目を逸らしてバインダーに目を向ける谷崎。

谷「ええと…調査のご依頼だとか。
それで……」

突然太宰が声を発した。

太「美しい……睡蓮の花如き果敢なく、そして可憐なお嬢さん方だ…」

二人の手を取り、そういう太宰に、樋口は驚く真似をし、Aは戸惑うふりをした。

樋「はいっ!?」

貴「あ、あの…」

太「どうか私と心」

最後まで言い終わらないうちに、国木田が頭を叩き、奥へと引っ張って行った。

谷「驚かせてスミマセン…」

貴「い、いえ…それで、依頼と云うのがですね、我社のビルヂングの裏手に……」

そしてAは視線を彷徨わせ。

貴「最近善からぬ輩が屯しているようなのです。」

其の七十→←其の六十八



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
112人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , ポートマフィア   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくらもち | 作成日時:2018年9月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。