Fischer's短編集

幼馴染　シルクロード　言葉シリーズ ページ43

貴「久し振りだよね」

シ「ん？あー…そうだな」

貴「彼女とかできてるの？」

シ「全然。好きな奴はいるけど」

その一言に心臓が跳ねる。

好きな人……いるんだ

シ「お前は？っつってもぼっちか」

含み笑いでひどいことを言う。

貴「違います〜一人が好きなんです！」

シ「それをぼっちって言うんだよ笑」

あ…笑った。

貴「おんなじクラスの子？」

そうじゃないといいな…そうだったら諦めなきゃなんない

シ「いや……お前のクラス。お前は…？」

貴「シルクのクラス。」

シ「……あっそ」

何その反応…

貴「ねえ……シルク。」

シ「何？」

貴「星が…綺麗ですね」

シ「星なんか出てねーけど…」

あぁ……知らないよね

貴「ことわざみたいなものだよ。
またね。気が向いたら連絡するかも。」

シ「なぁ……」

貴「ん？」

シ「月が…綺麗だな…」

私は思わず振り向く。

貴「ッ……」

シ「俺はお前が好きだ。……お前は？」

そんなの…答えは決まってる

貴「私も…シルクが好き…っ」

fin

勝手に名前つけて楽しんでます作者です。
今回は、
『星が、綺麗ですね』=あなたはこの想いを知らないでしょうね
と、
『月が綺麗ですね』=あなたが好きです
でした。
月の方は有名ですよね！
きれいな言い回し(^_^人)♡

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