硝子玉のリクイッド JW紫×桃♀ (ページ3)

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No.3 ページ3

一瞬キョトンとした表情をされ、そのまま心底楽しそうに笑われる

「アハハハ…ホンマにオモロい子やな」

「むぅ…そんなに笑わんでもええやん
私、真剣なのに…」

「ごめんやで、真剣なのに笑てもうて
でも、小瀧さん、突然彼氏になっては驚いてまうよ
俺、君のことよう知らんし」

「望…そう呼んで
私の事、知らへんらなこれから知ってや
ねっ…2人で抜け出そうや」

スルリと濵田さんの横に擦り寄り腕を組んで絡める

「抜け出すのはアカンよ、望は未成年やろ
それに初対面の男と2人でなんて、何されるか分からへんやろ」

「濵田さんになら何されてもええのに…」

「こら、それはアカンよ
自分を大切にせな
分かった、これ…」

グラスを起き、ポケットから出された名刺

その裏にサラサラと何かを書いて渡される

「これ、裏が俺のプライベートの連絡先やから
今度、昼間にデートしませんか」

その余りにもスマートな仕草に見惚れてしまう

「あっ…」

「じゃ、望、連絡待ってるな」

そのまま、一度頭を撫でられ、濵田さんは目の前から居なくなった

「もう…全部がズルイ…あんなの…」

この時、絶対に濵田さんの彼女になるって決めたの