No 25 ページ25
「やって、智子良かったな〜両思いやん」
「ちょっ、りゅーせー!」
流星の楽しそうな声に我に返って、慌ててその声を遮るように叫んでいた
でも、流星の言葉はバッチリ大ちゃんの耳に届いていたみたいで
「へっ…両思いって…」
クルリと振り返られ、私を真っ直ぐに見つめてくる
「ほら、智子、素直になりや」
私達に近づいてきて優しい声色で話しかけ、ポンポンと頭を撫でてくれる流星
そんな流星に背中を押されるように一度深呼吸をして言葉を紡ぐ
「大ちゃん…さっきの私を好きってほんま?」
私の言葉に顔を真っ赤にして、でも視線はそらさずに力強く言葉にしてくれる
「ほんまや!俺が世界で1番智子のこと好きや!やからソイツやなくて俺を見て欲しい…」
「うん…私も大ちゃんが好き…」
私が好きを言い終わるか言い終わらないかで、大ちゃんが叫びながら力強く抱きしめてくる
「っ…よっしゃー!!」
「痛いって…大ちゃん」
「あっ、ごめん…でも嬉しくて」
「うん…私も嬉しいよ」
ゆっくりと私も大ちゃんへ腕を回そうとすると聞こえてくる声
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作者名:ルナ | 作成日時:2021年11月1日 15時