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No.27 ページ27
ビクリ
俺の腕が伸びてきて、触れようとすると体が震える彼女
でも辞める気なんて毛頭ない
そのまま手を引き彼女を腕に捕える
抵抗させまいと抑え込むように
「そんな回りくどい言い方をするな
はっきりと言えばいい、俺の事が嫌いやと
俺なんかの嫁にされたのは嫌々やったと
だから妾を持てと
そうすれば俺にいつ手を出されるのかと怯えなくてすむからやと」
混み上がってきたドス黒いモノに身を任せるように、汚い言葉が口をつく
「違っ…そんな事…」
俺の腕の中で少しの抵抗を見せようとする智子
でも、逃がさないと更に腕に力を込める
「でも、逃がさへん…離してやらへん…
例え智子が俺の事を嫌いでも…
俺の妻はお前だけや」
「旦那様…」
俺の胸で怯え、不安そうな声を絞り出す智子
そして俺の胸を押し、体をずらして視線が合うようにし、恐る恐る俺を見上げてくる
その怯えてはいるが真っ直ぐで綺麗な瞳は、間違いなく俺が惚れたもので
今までに湧いていた怒りが不思議と消えていくのが分かる
そしてこぼれ落ちるように言葉を発していた
一番伝えたかった本心を
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ぐでLove(プロフ) - 15辺りから同じ話が入ってます！ (2020年7月2日 0時) (
レス) id: cc32400ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ
| 作成日時：2020年6月9日 15時
